日本公開予定作品『バリー・シール アメリカをはめた男』『女神の見えざる手』『ゲット・アウト』

2017年09月09日 08:40

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『バリー・シール アメリカをはめた男』(原題:Barry Sea)  10月21日(土)全国公開。
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のダグ・リーマン監督が再びトム・クルーズと組んだコメディ・クライム・アクション。
トムが演じるのは麻薬の運び屋として暗躍した実在の人物バリー・シール。…天才的な操縦技術を誇り、民間航空会社のパイロットとして暮していたバリー・シールの元に、ある日CIAのエージェントがスカウトに現れる。CIAの極秘作戦に偵察機のパイロットとして加わる事となったバリーは、その過程で伝説的な麻薬王パブロ・エスコバルらと接触し、麻薬の運び屋としても天才的な才能を開花させる。
『バリー・シール アメリカをはめた男』日本語オフィシャルサイト

『女神の見えざる手』(原題:Miss Sloane)  10月27日(金)TOHOシネマズシャンテ他。
「恋におちたシェイクスピア」「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」のジョン・マッデン監督による社会派サスペンス。主演は「ゼロ・ダーク・サーティ」のジェシカ・チャスティン、共演にマーク・ストロング、ジョン・リスゴー等。
ジェシカ・チャスティンが演じるのは、政府を影で動かす戦略のプロであるロビイスト。その天才的な戦略でロビー活動を仕掛ける花形ロビイストである彼女のプライベートが暴かれ、予想外の事件が事態を悪化させる。
『女神の見えざる手』日本語オフィシャルサイト

『ゲット・アウト』(原題:Get Out)  10月27日(金) TOHOシネマズシャンテ他。
「パラノーマル・アクティビティ」「インシディアス」等を仕掛けるジェイソン・ブラム製作による、人種差別を描いた異色のホラー作品。コメディアンとして活躍してきたジョーダン・ピールの監督デビュー作。
若き黒人写真家が白人の恋人の両親に会いに行く事になる。ニューヨークの高級住宅街にある恋人の実家で過剰なまでの歓迎を受けるが‥、その家に黒人の使用人がいることに違和感を感じるのだが…。
『ゲット・アウト』日本語オフィシャルサイト

DVD 『バーニー・トムソンの殺人日記 』 鑑賞/雑感

2017年09月07日 00:01

今年7月15日から8月18日間に開催された新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2017/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017」で上映された、英国の俳優ロバート・カーライルの初監督作品、『バーニー・トムソンの殺人日記 』(原題:The Legend of Barney Thomson)。

ロバート・カーライルは監督と併せて、主演の理髪師バーニー・トムソン役で出演。注目すべきはその母親役で共演しているエマ・トンプソンで、ぶっ飛んだキャラ設定が笑える怪演。

グラスゴーの理髪店で働くバーニー・トムソンは、店のオーナーを誤って殺してしまう。困り果てたトムソンは母親に相談するが、彼女の指示通りに死体を冷蔵庫に運ぶと、そこには既に別の死体があった。‥という処から始まるブラックコメディ。

この主人公が50代で独身でマザコンというダメ男なんだが、実年齢は2歳しか違わないエマ・トンプソンの母親役に振り回されるシーンがやたら可笑しい。

一方、遺体を切り取って送ってくる連続殺人事件を追っている警察側も描かれるのだが、ここの刑事達もマトモじゃないので、ほとんどドタバタ・コメディな展開になる。

如何にも英国のブラックコメディで且つ下品な描写もあり、その手が嫌いな御仁には勧めないが、そのイギリスの昔のモノクロームのブラックコメディをカラーで製作した雰囲気は悪くはない。

YouTube 『バーニー・トムソンの殺人日記』日本語予告編

日本公開予定作品『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』『アトミック・ブロンド』『婚約者の友人』

2017年09月02日 00:00

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『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』(原題:War for the Planet of the Apes)  10月13日(金)TOHOシネマズ日劇他。
リブート版「猿の惑星」シリーズの「猿の惑星:創世記」「猿の惑星:新世紀」に続く作品。出演はアンディ・サーキス、ジュディ・グリア、ウディ・ハレルソン等、監督は前作と同じくマット・リーヴス。
猿と人類が地球の支配者を決する戦いで、自らの種族を守るべく行動する猿のリーダー・シーザーの心の葛藤を描くSF大作。
『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』日本語オフィシャルサイト

『アトミック・ブロンド』(原題:Atomic Blonde)  10月20日(金)TOHOシネマズ新宿他。
原作はグラフィックノベルの「The Coldest City」、監督は「ジョン・ウィック」シリーズのプロデューサーや「デッドプール」続編の監督も務めるデビッド・リーチ、主演のMI6の女スパイ役にシャーリーズ・セロン、共演にジェームズ・マカボイが出演。
時代はベルリンの壁崩壊直前の1989年。世界を揺るがす最高機密のリストが消えた。イギリスの諜報機関MI6きっての女スパイがリストの奪還を命じられる。しかし、世界中のスパイがリストを狙っていた。
『アトミック・ブロンド』日本語オフィシャルサイト

『婚約者の友人』(原題:Frantz)  10月21日(土)シネスイッチ銀座他。
フランソワ・オゾン監督の最新作、「私の殺した男」の原作としても知られるモウリス・ロスタンの戯曲をアレンジしたミステリードラマ。出演はたピエール・ニネと新鋭ポーラ・ビール。
1919年のドイツが舞台、婚約者を戦争で亡くしたアンナは、その婚約者の墓に花を手向けて泣いている見知らぬ男と知り合う。アンナは次第に彼に惹かれていくが、実は彼はある秘密を抱えていた。
『婚約者の友人』日本語オフィシャルサイト

DVD 『MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間』 鑑賞/雑感

2017年08月31日 00:01

前回に続いてジャズの映画、前回の「ブルーに生まれついて」でも登場したマイルス・デイヴィスを描いている、『MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間』(原題:Miles Ahead)。

ドン・チードルが初監督作品として取り上げ、製作も共同脚本も手がけ、自身がマイルス・デイヴィスを演じている。共演にユアン・マクレガーを配し、ライブシーンではウェイン・ショーターやハービー・ハンコックも登場する。

「ブルーに生まれついて」の中でもチェット・ベイカーが、如何にマイルスを敬愛し、且つ恐れていたか判るシーンがあるが、そのジャズ界の帝王が活動を休止していた5年間を描く作品。

自ら監督し、本人役を演じるという、どれだけマイルスが好きなんだよ、というドン・チードルの入れ込みが半端なく、動作から喋り方までマイルスに似せているんだが、何か、物真似番組を見ている気分になる。…「ブルーに生まれついて」におけるイーサン・ホークのチェット・ベイカーの出来の良さを鑑賞した後なので、なおさら違和感あり。

そこへ持って、銃撃戦やカーチェイス等のエピソードを盛り込んだもんだから、思わず"真面目にやれ"と突っ込みたくなるシナリオに唖然。…いやいや、そういうエンターテイメント・サービス期待してないから。

真のマイルスが観たければ、「ザ・マイルス・デイビス・ストーリー」というタイトルのドキュメンタリーDVDが出ているので、そちらをご覧頂ければと思う。
他にも「ベスト・オブ・ザ・コンプリート・マイルス・デイヴィス・アット・モントルー1973-1991」もお勧め。

『MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間』日本語オフィシャルサイト

DVD 『ブルーに生まれついて』 鑑賞/雑感

2017年08月29日 00:26

最近のジャズを扱った映画、二作品を取り上げる。…先ずは2015年のカナダ・イギリスの合作で、同年、第28回東京国際映画祭コンペティション部門出上映され、翌年2016年秋に日本でも劇場公開された作品、『ブルーに生まれついて』(原題:Born to Be Blue)。

どうも最近は「ラ・ラ・ランド」あたりがジャズ映画だと思っている御仁が少なくないが、あの糞つまらん只のミュージカル映画とか、同じ監督が撮った「セッション」とかをジャズの映画だとは思わないで頂きたい。あの監督デミアン・チャゼルのセンスは……、って、すみません話が逸れました。

閑話休題、『ブルーに生まれついて』は。白人のトランペット奏者でボーカリストでもあるチェット・ベイカーの人気が沸騰した50年代後半から、70年代に活動拠点を欧州に移すまでを描いた作品。
このチェット・ベイカーを演じているのがイーサン・ホークなんだが、先日『ドローン・オブ・ウォー』で彼を観たばかりだが、こちらのイーサン・ホークには魅了された。

ジャズ界では決して、抜きんでた存在ではないが、ウエスト・コースト派の白人ジャズマンとして、歌えるトランペッターとして知られるベイカーだが、麻薬中毒者としての一面の方が有名で、イーサン・ホークは体重を削って、その演技に挑んでいるし、また「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」等の中性的な歌唱も見事に歌いこなしている(ちなみにトランペットの演奏部分の実際の音はチェット・ベイカーの音を被せている)。

この作品ではチェット・ベイカーが欧州に渡る前までが描かれているが、彼は58歳の時、アムステルダムのホテルの窓から転落死している。映画では触れていないが、事故死とも自殺とも他殺とも不明のままで、判った事はヘロインを止めていなかった事だけだった。

『ブルーに生まれついて』日本語オフィシャルサイト


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