過去の映画を別視点で再映画化する企画 2/2

2014年09月30日 07:28

前回の続きで、異なる方向性で大作の再映画化が企画されている作品の紹介、今回は巨大動物編二作品。

『ハート・オブ・ザ・シー』(原題:Heart of the sea)。
ジョン・ヒューストン監督が1956年に映画化した「白鯨」は、ハーマン・メルヴィルの同名の小説が元になっているが、このメルヴィルの小説のさらに原典が存在する。
「復讐する海 - 捕鯨船エセックス号の悲劇」、ナサニエル・フィルブリックという著者が、19世紀初頭に起きた現実の海難事故を再現したノンフィクションで、集英社から邦訳も出ている。

1819年、21人が乗った捕鯨船エセックス号が巨大なマッコウクジラに体当たりされ座礁、一部の乗組員はマッコウクジラに捕食されたが、海に投げ出された残りのクルー達のその後を描く物語。
8千キロ以上も漂流し、数年後母港に帰還したのは地元出身者の5人のみ。

どちらかというと漂流後の描写に焦点が当てられ、「ライフ・オブ・パイ」や「海神丸」と同様の展開になるので、そこら辺りを映画が、どう扱うかが問題。

監督はロン・ハワード、出演はクリス・ヘムズワース、キリアン・マーフィが予定されている。 来春2015年3月全米公開予定。

『スカル・アイランド』(原題:Skull Island)。
ピーター・ジャクソンが監督、ナオミ・ワッツが主演した作品が、最近のリメイクとなる「キングコング」。‥原典は1933年のRKO映画で、東宝作品も含めて何度もスクリーンに登場しているが、このコングが生息していた南洋の島、スカル・アイランド(髑髏島)を題名にした映画化企画が発表された。

レジェンダリー・ピクチャーズが企画し、主演にトム・ヒドルストンが抜擢されたらしい。監督は「メタルギアソリッド」のジョーダン・フォークト・ロバーツ。2016年11月の全米公開予定。
トム・ヒドルストンは前回紹介の「ベン・ハー」再映画化でも主演にキャスティングされているが、ハンク・ウィリアムスの生涯を映画化する作品にも主演するらしいし、ロキを演じて以来、極めて多忙なんだが、大丈夫か…。

で、実は昨年にキング・コングのその後を描いた「Kong:King of Skull Island」の映画化が企画されたんだが、どうやら、これとは別物らしい。
こちらは1933年映画の続編の形をとる、ファンタジー作家ジョー・デビートとSF作家ブラッド・ストリックランドによるインタラクティブビジュアル小説で、グラフィック・ノベルに近い。
なお、これを元にしたコミックス誌もシリーズで何巻か出版されている。


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