アリ・フォルマンのSFアニメ『コングレス』

2014年06月14日 00:02

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アメリカが8月29日、フランスでは7月に公開される『コングレス』(原題:)という映画がある。実はこの作品、既に今年の東京アニメアワード2014で上映され、長編部門のグランプリを受賞している長編アニメーション映画である。
製作国はイスラエル、ドイツ、ポーランド、フランス等。多岐に渡っているが、各国でのポスターの雰囲気がまるで違うのが面白い。初期のポスター(画像:左)とアメリカのポスター(画像:右)では、違う作品に思え、アメリカ版ではアニメーションとは想像出来ないデザインになっている。

これ、全編がアニメーションではなく、実写映像とアニメーションを融合した作品で、監督は「戦場でワルツを」を製作監督したアリ・フォルマンの新作である。今年のカンヌ映画際にも出品され、女優のロビン・ライトが本人の役で登場し、他にハーヴェイ・カイテル、ダニー・ヒューストン等が共演している。

前作でアリ・フォルマンはアニメーションでドキュメンタリーを描き、人間の記憶に映像が入り込んでいくような作品を作り上げたが、今回の作品の原案はなんと、スタニスワフ・レムの「泰平ヨンの未来学会議」、SFである。1984年に集英社から邦訳も出たが現在絶版で、中古本が1万円以上の値がついている稀少本でもある。
未読なので、詳細は紹介出来ないが、幻覚剤が兵器として使われ、現実と幻覚の境界さえ判らなくなった未来のユートピアを描いている。

映画は舞台をハリウッドの近未来に設定し、俳優の肉体情報を全スキャンしてデジタル化、20年間自由に映画会社が使えるようになり、もはや実際の役者なしで自由に映画を作れるようになった時代の物語となる。
日本での一般公開は未定だが、東京アニメアワードでは字幕付きで上映されているので、劇場公開は無くとも、Blu-ray&DVDのダイレクトリリース位はある筈だ(‥と思うぞ)。

『コングレス』予告編はこちら


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