DVD『エンダーのゲーム』鑑賞/雑感

2014年05月29日 00:01

遅ればせながら、DVDが発売になったので、『エンダーのゲーム』(原題:Ender's Game)を鑑賞。
オースン・スコット・カードの原作で、その後の(特に日本のアニメ等の)同様の作品に多大な影響を与えた作品として知られているが、当方は彼の初期短編集「無伴奏ソナタ」の中に納められた同題の短編しか読んでいない。後の長編化の原型となった作品だが、読んだのはかなり昔で、印象としては他の収録作品が、アイデアの素晴らしい傑作揃いで、『エンダーのゲーム』の短編には、それほど思い入れもなく、結局、後の長編は読む事無く終わったという経緯がある。

…という訳で、今回は原作との差や、影響を受けたといわれる日本のアニメ(こちらは疎いので)との比較等には言及しない(てか出来ない)、SF映画の1作品としての鑑賞/雑感になる。

ネビュラ賞ヒューゴー賞のW受賞作で、長い間映画化が叶わなかったが、ようやく実現、主演陣にハリソン・フォード、ベン・キングズレー等が揃ってはいるが、監督が「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」のギャヴィン・フッドというのが鑑賞前の気がかりではあった。

…で、感想はと言うと、真面目に作ってあったんだけど、如何せん長編のダイジェスト版の印象は拭えなかった。少年の成長物語にしては、端折り過ぎのストーリーから、感情移入出来ない部分が多く、映画としては平坦で山場に乏しく退屈でさえある。
ラストのゲームの"実は"の部分が最大のクライマックスになる筈が、見せ場はCG部分のみで、人間ドラマが希薄過ぎてしらける事夥しい。

同様の軍事訓練部分や、敵が昆虫型生物という共通項をもったハインラインの「宇宙の戦士」を映画化したポール・バーホーベンの「スターシップ・トゥルーパーズ」が、その暴力描写でアメリカを皮肉ったような描写は一切無い。真面目に作られると面白くなくなる見本のような映画です。


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