DVD『オンリー・ゴッド』鑑賞/雑感

2014年05月17日 09:07

ニコラス・ウィンディング・レフン監督でライアン・ゴズリングが主演し、昨年公開された「ドライブ」が、結構好きな作品だったので、同じコンビにより、今年1月に日本公開された『オンリー・ゴッド』(原題:Only God Forgives)は劇場で鑑賞するつもりだったが、行きそびれてしまった。‥今回、DVDがリリースされたので早速、鑑賞。

「ドライブ」は映画のカースタントマンであり、夜は強盗の逃走を請け負うドライバーが、女性を守るため裏社会を相手に戦う姿を描いた犯罪劇で、バイオレンス描写が秀逸で、演出の巧さが光る作品だった。
しかし『オンリー・ゴッド』、何だこれは。配給会社も困って、「ドライブ」コンビの熱狂再び‥な、惹句で逃げているが…。

舞台はバンコクで、オープニングから、えっ? 何処の国の映画?と思わせて、きっちりと赤を基調にしたレフンらしい色調構成で始まるが、一向に加速しない演出と間の悪さに退屈感が膨れあがり、無意味としか思えないシーンが多く、暴力シーンのみグロテスク且つ凄惨。
何度も同じようなシーンが繰り返されて、この映画、登場人物達が扱う麻薬並のドラッグ体験映画らしいと気がつく。
「ドライブ」と同じ期待を持った観客を置き去りにして、ラストのゴズリングのドン引き必須のアブノーマルな行為で、これはデヴィッド・リンチや初期のクローネンバーグ作品のファン向けの作品なんだと判明する。

レフン監督の巧さがあるから、決してつまらない映画では無いが、訳が判らない事に変わりはない変態映画です。「ドライブ」コンビの熱狂再び‥な、映画では決してありません。

『オンリー・ゴッド』日本語オフィシャルサイトと予告編はこちら
「ドライブ」日本語オフィシャルサイトと予告編はこちら


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