『ローン・サバイバー』鑑賞/雑感

2014年03月25日 00:13

アメリカでベストセラーとなった元米海軍特殊部隊ネイビーシールズ隊員のノンフィクション「アフガン、たった一人の生還」(亜紀書房から邦訳発売)を原作の映画化作品。『ローン・サバイバー』(原題:Lone Survivor)。
監督は「キングタム 見えざる敵」のピーター・バーグ、主演マーク・ウォールバーグ、共演テイラー・キッチュ、エミール・ハーシュ、ベン・フォスター、エリック・バナ。

アルカイーダ大物幹部の暗殺を目的とした特殊任務「レッド・ウィング作戦」に参加した四人のシールズ隊員中、只一人生還を果たしたマーカス ラトレルの手記を元に、ネイビーシールズ創設以来最大の惨事と言われた実話を映像化している。

リドリー・スコットが撮った「ブラックホーク・ダウン」と同様の、米軍の作戦が失敗に終わった実話に基づいているハードな戦争実話だが、「ブラックホーク・ダウン」クラスの作品を期待するとがっかりするかも知れない。圧倒的なリアリズムでの戦闘描写と壮絶さはリドリー・スコット作品の方が上だ。

とはいえ、本作品での四人対百数人ものタリバン軍との激闘は凄まじく、終盤まで目が離せない。特にアフガンの岩だらけの山で、急斜面の山肌の岩から岩に叩きつけらえながら転落する描写は過酷で、観る者に"痛み"を感じさせる程の臨場感がある。
たった一人の生き残りとなった満身創痍の主人公が逃亡の途中で河に転落するシーンの、水に触れる感覚の描写もリアルで素晴らしく、その後の意外な終盤も、創作ではないか、と思える程の予想外の展開で驚く。

但し、エンドロールで流れる実在した人物たちの写真の挿入が、必要だったか、どうかは疑問が残る。

『ローン・サバイバー』日本語オフィシャルサイトと予告編はこちら


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