『ペーパーボーイ 真夏の引力』(DVD) 鑑賞/雑感

2013年12月07日 00:13

『ペーパーボーイ 真夏の引力』(原題:The Paperboy)、今年の7月に劇場公開されたが、未見だったので、今月3日の Blu-ray/DVD 発売を機に鑑賞。

監督はリー・ダニエルズ、「プレシャス」を撮った黒人監督であるが、自己の制作会社を立ち上げ、マネージメントにも力を入れて、何人かの監督に作品を撮らせてもいる。「サイレンサー」というヘレン・ミレンを主演の犯罪アクションで監督デビューし、その後の「プレシャス」に続いての三作目が本作品。
原作がピート・デクスターという作家の「ペーパーボーイ」という小説で集英社文庫で邦訳本も発売されているが、映画の印象とは雰囲気が違うらしい(未読)。""全米ベストセラー禁断の映画化"の惹句も配給会社の造語。但し、それに続く、"ハリウッドスターたちが衝撃のタブーに挑戦した、あまりにもスキャンダラスな真夏のミステリー"という文章はまさに、その通りの、内容を表している。

主人公となる20歳の(童貞)青年にザック・エフロン。この青年が恋をする相手が、40歳のビッチで、映画内でも"性欲の強いバービー人形"と評されるニコール・キッドマン。4年前に起きた殺人事件の冤罪疑惑を再調査するために帰省する主人公の兄で性癖の秘密を抱えるマシュー・マコノヒー。これに人種差別主義者の保安官を殺して服役中の役にジョン・キューザックがキャステイングされている。ニコール・キッドマンはこの服役中死刑囚の恋人役。

兎も角、この役者陣のド変態演技が凄いの一言。ニコール・キッドマンのキレっぷりに唖然。「ここまでやるの!」と思わせるザック・エフロンへの顔面放尿シーンとか、刑務所内でのジョン・キューザックとの擬似SEXとか… ショッキングなシーンが南部の暑さや湿気と共に描かれ圧巻。
そのジョン・キューザックの板に付いた変態ぶりの怪演も勿論凄いのだが、マシュー・マコノヒーが最後に見せる本質部分の演技にも注目したい。

とは言っても、この作品の南部の熱気の中で展開する人間達のドラマは、決して万人向けとは言えず、予備知識皆無で臨むと間違いなくトラウマになる映画なのでご注意頂きたい。

『ペーパーボーイ 真夏の引力』日本語オフィシャルサイトと予告編はこちら


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