ドゥニ・ビルヌーブという監督と『プリズナーズ』

2013年12月05日 00:41

カナダのドゥニ・ビルヌーブ監督が2010年に製作の「Incendies」というアカデミー外国語映画賞にノミネートされた作品がある。翌年の2011年に日本公開されているが観た人も、その作品を知る人も少ない、邦題は「灼熱の魂」。

この映画、上映時間が2時間以上あり、舞台は中東で、テーマはずっしりと重い。にも拘わらず、観る者を引きつけて離さないドラマが展開する、万人にお勧めするには躊躇するが、ギリシャ悲劇然としたミステリー仕様の凄い作品だ。個人的にも近年の忘れられない作品の一つ。

この監督「灼熱の魂」が初見だったんだが、その前に「MAELSTROM」という作品がある(邦題「渦 官能の悪夢」でDVD発売されている)。この作品もミステリー色の濃い作品らしいが未見。
日本で鑑賞できるのは、その2作品のみだが、カナダで5本程の長編を撮っているらしい。「灼熱の魂」一作品だけでもビルヌーブという監督の手腕の確かさを確認するには充分だが、その後ハリウッドへ招かれている事から実力のほどが判ろうというものだ。

『プリズナーズ』(原題:Prisoners)の日本公開(2014年5月3日)が早くも決定した(アメリカ公開今年9月)。主演ヒュー・ジャックマン、共演ジェイク・ギレンホールによるサスペンススリラーで、カナダ、アメリカで公開され好評らしく、ヒュー・ジャックマンの最高傑作となるだろうと言われている。

"娘を誘拐された田舎町の主人公が、難航している警察の捜査の最中に、証拠不十分で釈放された第一容疑者が犯人だと確信を抱く。果たして近所に住む精神年齢10歳程度の心優しき青年が、殺人者なのか? 娘の生死は? 愛する娘を自力で救うため、主人公は超えてはいけない一線を越えていく…"

ドゥニ・ビルヌーブ監督は今年『プリズナーズ』以外にも、もう一本作品を撮っている、「Enemy」というスリラー作品で、これもジェイク・ギレンホールが起用され、その他 、メラニー・ローラン、イザベラ・ロッセリーニ等がキャスティングされている。

ミステリーを基調として、きっちりとドラマを構築してみせる、これから期待の実力派監督として、ドゥニ・ビルヌーブの名は記憶しておきたい。

『プリズナーズ』オフィシャルサイトはこちら、   ◎予告編のみはこちら


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