『ヒッチコックとブロンドビューティー』3作品リマスター上映

2013年11月28日 00:13

"100年を超える映画史のなかから極めつけの美女たちがデジタル・リマスター版の高画質でスクリーンに蘇える"の謳い文句で、企画された上映プログラム。
全3回の1回目がオードリー・へプバーンで「ティファニーで朝食を」「パリの恋人」「麗しのサブリナ」の3作品が9月28日から10月12日間に上映された。
2回目がカトリーヌ・ドヌーヴで「暗くなるまでこの恋を」「恋のマノン」「シェルブールの雨傘」が11月16日から12月6日までの期間、全国で上映中。

これの3回目にして締めとなる企画が『ヒッチコックとブロンドビューティー』で、そのオフィシャルサイトも公開された。
上映される作品は「泥棒成金」「めまい」「マーニー」のいずれもカラー3作品。

3作品はいずれもBlu-ray版が発売されているが、この内、一度修復されて収録されたのは「めまい」のみだったと記憶している。このデジタル・リマスター版公開後に改めてBlu-ray版で再発売して頂きたい、と切に希望する。

「泥棒成金」はコメディ・サスペンスの傑作だが、グレース・ケリーとケイリー・グランドのラブシーンで、二人の周囲を回転するカメラにカットバックで入る窓の外の花火のシーンは、後世への語りぐさとなり、デ・パルマを筆頭にあまたの監督が模倣した。

「めまい」はヒッチの最高傑作にして恋愛ミステリーの金字塔とも言える作品。キム・ノヴァックの妖艶にしてミステリアスな美しさは今観ても色あせない。謎を追うジェームズ・ステュアートが高所恐怖症で、その恐怖感を表現したショットも後に多くの監督が引用している。

「マーニー」はティッピ・ヘドレンとショーン・コネリーが共演した心理サスペンス。ティッピ・ヘドレンなら「鳥」だろうと思うが、ここは前二作品の有名男優に合わせたらしいセレクト。赤い色を怖がるティッピ・ヘドレンと、それを解明しようとするショーン・コネリーによるサイコロジカル・スリラー。一時期の凄さは落ちたが、それでもヒッチコックらしさを堪能出来る逸品。


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://coelacanthnote.blog9.fc2.com/tb.php/823-2604fc6f
    この記事へのトラックバック


    最新記事

    プライベートリンク

    ------------------------------------------------------------