キング原作からリメイク版『キャリー』迄38年その3

2013年11月23日 00:01

2013年 リメイク版『キャリー』公開

『キャリー』HISTORY、ラストは只今公開中のこの作品のレビュー。
デ・パルマのオリジナル版を女性監督キンバリー・ピアースが、どのように仕上げるのか、興味はそれだけ、はなからデ・パルマ超えなど期待するわけも無く、クロエ・グレース・モレッツを主役に迎えた興味も多少はあったが…、兎も角観て参りました。

結果から言うと、キンバリー・ピアース版は、デ・パルマ版に及ばずとも敢闘賞ものだった。結構楽しみました、はい。…これ、リメイクのお手本。
リメイクではなく前日譚になるが「遊星からの物体X ファーストコンタクト」を想起させる完成度(…と言ったら判ってもらえるのかなぁ)。

キングの原作に忠実にリメイクすると製作前に言っていた今回の作品、出来上がってみると寧ろデ・パルマ版をリスペクトした造りに終始していた。シナリオはオリジナルと殆ど一緒だが、違う部分が興味深い。
先ずはクロエ・グレース・モレッツの「キャリー」役については、可愛すぎる、いじめられっ娘に見えない等の批判が多かったが、あれでいいんじゃないかい。確かに地味な服装とか、俯き加減の演技で見せている部分はあるが、格別減点にはならない。
それとジュリアン・ムーアとの母親の関係が女性監督の視点で描かれていて悪くない。

最大の興味は、プロムの惨劇が、どうグレードアップされて描かれるのかと、ラストの処理にあったんだが、なるほど、そう来たか、と納得。
クライマックスをCGバリバリで描かれると嫌だなと思ってはいたが、結構抑えめ。グレードアップしていたのは「キャリー」の能力。テレキネシスのみならずサイコキネシスも発揮、空中浮揚さえやってのける。
「あっ」と思ったのが透視能力さえ身につけていた事で、最後のスーとの絡み部分で発露されるんだが、これ以上は未見の方の為に言えない。

兎も角、オリジナル版がお好きでリメイク版の鑑賞を躊躇している方も是非と勧めておくし、勿論今回の鑑賞が初でオリジナル版を観ていない方は、オリジナル(デ・パルマ)版を、この機会に是非ご覧頂きたい。


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