ロマン・ポランスキーの『毛皮を着たヴィーナス』

2013年10月03日 00:04

いわゆる性癖を表すのに良く使われるSとM、本来は性的倒錯を表すサディズムとマゾヒズムの頭文字から来ていて、サディズムの語源がフランスの小説家マルキ・ド・サドなら、マゾヒズムの語源はオーストリアの作家ザッヘル=マゾッホの名前に由来している(…というご存じの前置きはさておき)。

そのマゾッホの「毛皮を着たヴィーナス」にインスパイアされ、デビッド・アイブスが脚本を手がけた同名のブロードウェイ劇がある(今年、日本でも「ヴィーナス・イン・ファー」の題名で稲垣吾郎と中越典子の主演で、東京と大阪にて上演もされている)。

この舞台劇をロマン・ポランスキー監督が映画化した『 La Venus a la Fourrure 』(英題:Venus in Fur)のポスターと予告編が公開された。
今年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門にラインナップされ、2011年の「おとなのけんか」の後の作品で、前作同様、舞台劇の映画化作品となる(ここら辺りは今年4月の記事で一度紹介済み)。

"小説「毛皮を着たヴィーナス」の上演を企画する演出家トーマスは、舞台主演女優のオーディションを行うが、応募者が、まったくの期待はずれに終わり嘆いていた、そこへ突然、女優のヴァンダが駆け込んでくる。彼女はトーマスが最も嫌うタイプの女性であり、無視するが、ヴァンダはありとあらゆる手段を使い、まるで小説の中の登場人物の女性のように、彼を引き止め完全支配するようになっていく…"

演出家トーマスを、「007 慰めの報酬」でボンドの敵役を演じた仏俳優マチュー・アマルリック。女優ヴァンダをポランスキーの妻で「フランティック」に出ていたエマニュエル・セニエが演じる。

『 La Venus a la Fourrure 』予告編はこちら


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://coelacanthnote.blog9.fc2.com/tb.php/797-e926d9a6
    この記事へのトラックバック

    ロマン・ポランスキー監督新作の人間ドラマetc

    Alexander and the Terrible, Horrible, No Good, Very Bad Day <コメディ> 【監督】ミゲル・アルテタ 【出演】バーン・ゴーマン     ベラ・ソーン     スティーヴ・カレル 関連 Venus in Fur <人間ドラマ> 【監督】ロマン・ポランスキー 【出演】エマニュエル・セニエ     マチュー・ア...



    最新記事

    プライベートリンク

    ------------------------------------------------------------