2013年08月03日 00:01

日本では「ナイト ミュージアム」シリーズで、どちらかというとコメディ系の俳優と思われているベン・スティラーだが、コメディ以外の出演も多数あり、映画監督もこなし、脚本も書く。
そのベン・スティラーが自ら監督し主演した『The Secret Life of Walter Mitty』の予告編が公開された。アメリカでの公開は今年12月の予定(日本公開の予定は未だ無し)。
この題名、邦訳すると『ウォルター・ミティの秘密の生活』となるのだが、「虹を掴む男」の邦題で1950年に我が国で公開されたダニー・ケイ主演作品(画像:左)の原題名と同じで、そのリメイク作品となる。
面白いのはダニー・ケイもマルクス兄弟やバスター・キートン等のコメディアンの影響を受け、「虹を掴む男」自体、「キートンの白日夢」を参考にしている部分があるのだが、両親とも喜劇役者のベン・スティラーが、半世紀以上前の、その作品をリメイクするというのは、何か、受け継がれるコメディアンの血脈を感じてしまう。
で、この作品、原作の小説がある。アメリカの作家でもあり、「たくさんのお月さま」等の絵本作家でもあるジェームズ・サーバーの短編で、日本でも1962年に早川の異色作家短編集から発売された「虹をつかむ男」の中の同名の一編。
"主人公のウォルター・ミティは妻に頭が上がらず、機械に弱くて車の運転も下手なダメ男。但し彼は何を見ても素晴らしい自分を妄想し、白昼夢の中の入ってしまう"
ちなみに山田洋次の同名の日本映画があるが、本作とは関係ない。
◎『The Secret Life of Walter Mitty』予告編はこちら。
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