『テール しっぽのある美女』鑑賞/雑感

2013年05月11日 00:04

前々回の「オンディーヌ 海辺の恋人」がアイルランドのセルキーと呼ばれるアザラシの精を題材にしていた、日本人には人魚なら兎も角、アザラシの精というのは馴染みが薄く戸惑うのだが、スコットランド北部やアイルランド北部の伝承らしい。

今回DVDでの鑑賞となった『テール しっぽのある美女』(原題:Thale /ヒューマントラストシネマ渋谷の"未体験ゾーンの映画たち2013"で劇場公開済)は、北欧神話のフルドラが題材。
こちらは牛の尻尾を持つ美女で、人間の男性と結婚する話もあり、前述のセルキー同様、異類婚姻譚に登場する妖怪の類いと言えよう、日本の鶴の恩返し等と違い、牛とかアザラシって、国が違うと対象の動物が違うもんだと思ったら、日本の異類婚姻譚にも結構、変なのが居る(Wikipedia参照)。

まぁ、それは兎も角、2012年のノルウェー映画『テール しっぽのある美女』の話。作品の内容と予告編はこちらのサイトをご覧頂きたい。また、一年前程になるが当サイト内で紹介した記事もある。

で、これが「オンディーヌ 海辺の恋人」の出来が良かったので続けて観たのが間違い。B級ホラーだと覚悟はしていたが、とても人様にお勧め出来る代物じゃなかった。
犯罪現場清掃の仕事を生業とする男二人の体験談として物語が進行するのだが、展開が超スロー、なお且つ二人の会話が無意味に長い。時々、フルドラと覚しき女性の体験らしいものがフラッシュバックで入るのだが、すべて説明不足。
後半、政府の科学者らしい連中とか、フルドラの仲間と思える生物も登場するのだが、ストーリーは遅々として進まず、男二人がフルドラを見つけたました…ドタバタして終わり、となるだけ。

それならばと、エロい部分のみ期待出来るかと言うと、これが皆無。尻尾があるだけで殆ど全裸か半裸なのに、そこを強調して描写する気は無かったようで、映画学校の生徒による卒業制作作品かと思えるような何だが判らない作品で、鑑賞後は果てしなく脱力感のみ残る(ご覧になった方々、お疲れ様でした)。


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