『遊星からの物体X ファーストコンタクト』観賞

2012年09月06日 00:45

今年の夏は劇場鑑賞が重なっている、『ダークナイト ライジング』『プロメテウス』に続けてのレビューである。
『遊星からの物体X ファーストコンタクト』

thething201209

いまさら説明する必要も無いジョン・カーペンターによる『遊星からの物体X』の前日譚。カーペンター自身も昨年、9年振りの新作「ザ・ウォード/監禁病棟」を発表したが、極めて残念な出来で、カーペンター老いたりの感は否めなかったが、こちらの監督を務めるのは、CM業界出身の新鋭マシーズ・ヴァン・ヘイニンゲン・Jrで、新人ながら、彼の『遊星からの物体X』へのリスペクト振りが半端無く、よくぞここまでやったと褒めてあげたい完成度で、まぁ、観賞前の杞憂もあったから多少点が甘いかも知れないが、久し振りのB級上クラスのSFホラー作品に仕上がっていた。

唯一、カーペンター版に比べると、人間同士の疑心暗鬼の描写が物足りないのだが、クリーチャーの造形は、嬉しくなるほどの真面目さで、人間の肉体が変形する部分のみをCGで表現し、他はカーペンター版にならって立体オブジェとして造形しているとの事で、CGのみのツルッとした感触を避けた、この工夫が、往年のVFX特殊撮影のティストの再現に効果を上げている。

勿論、ラストはカーペンター版の冒頭のシーンに全てが繋がる約束の展開で、この観客を裏切らない作りの生真面目さ、オリジナルへの溢れるオマージュ等、前作のファンで気になって観賞を保留している方がいらしたら、是非ご覧あれと、お勧めしておく。


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