テレンス・スタンプ主演作、この2本がベスト

2010年08月13日 00:01

terencestamp

前回紹介、「世にも怪奇な物語」第3話に主演のテレンス・スタンプについて少々(第1話のピーター・フォンダもついでに…)。

テレンス・スタンプ(Terence Stamp) マイケル・ケインと並ぶ英国の個性派俳優、現在71歳。
若い頃は、エキセントリックな風貌から、壮年期以降から現在は渋い演技で、隠れファンが結構多い。その両方の時代の彼の傑作を挙げてみたい。

『コレクター』 (The Collector)1965年、(画像:左) / 監督:ウィリアム・ワイラー。
巨匠ワイラーがヒッチコック張りの演出で観せるミステリーの傑作。テレンス・スタンプはこの前にデビュー作品が有るが実質これがデビュー作で強烈な印象を残す事となる。ジャンルとしては監禁モノになるのだが、このジャンルで本作品より抜きん出た作品は未だ作られていない。
主人公の異常性を増したり、ホラー色を強めたりしても、映画としては傑作にならない事を証明する優れた映画である。上階の風呂の水が溢れ、下に滴り落ちてくるシーンの演出の凄さはヒッチ顔負け。

『イギリスから来た男』 (The Limey)1999年、(画像:右) / 監督:スティーヴン・ソダーバーグ 共演:ピーター・フォンダ。
謎の死を遂げた娘の真相を求め、刑務所生活を終えてイギリスからロサンゼルスへとやってきた男の執念の追跡を描くハードボイルド。
と言ってもアクションは少なく、展開は地味目だが、実にソダーバーグらしいスタイリッシュな演出でストーリーが進行する。
共演のピーター・フォンダもぴたりと嵌った役で登場。テレンス・スタンプも初老のダンディズムを漂わせ渋い。若き日のスタンプの映像が回想で何度も出てくるが、彼の初期の映画のシーンを繋ぎ合わせてある。
テレンス・スタンプとピーター・フォンダが裏表である事を示唆するラストがいい味を残す、良質のハードボイルド。


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