DVD 『運び屋』 鑑賞/雑感

2019年06月27日 11:37

クリント・イーストウッド、現在89歳。…第二次世界大戦の退役軍人である87歳の老人が"麻薬運び屋"をやっていたと言う実話記事に基づいて、記事の作者と同年代の彼が監督、主演で撮った作品『運び屋』(原題:The Mule)。

彼の監督作品としては、前作『15時17分、パリ行き』からわずか1年だが、主演も務めた作品は「グラン・トリノ」以来10年ぶり。
彼の他にブラッドリー・クーパー、ローレンス・フィッシュバーン、アンディ・ガルシアというそうそうたるメンバーがキャスティングされ、さらに娘役を演じているのが実の娘アリソン・イーストウッドである。

映画は、この老人を麻薬の運び屋として断罪する事も、年老いたヒーローとして描く事もしない、ただ淡々と、家族との関係、現在の状況をスケッチをするように描いていく。
犯罪映画ではあるが、ロードムービーっぽい作りで悪くない。

実は物語は、現在のアメリカが抱える問題をいくつも内包しているのだが、ぞれらを表だって取り上げず、ひたすら走る車と、カーステレオの音楽に載せて軽快に描いてみせる。

それにしても、老けたイーストウッドが渋くありながら、おいおい、絶倫かよ、という面もみせ、さすが日本の同年代の老人連中とは違うと、思ってしまった。
ここら辺りを飄々とした印象で演じていながら、ラストに人生の幕引きをきっちり見せてくれるあたり、お勧めの作品。

『運び屋』日本語オフィシャルサイト


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