DVD 『特捜部Q カルテ番号64』 鑑賞/雑感

2019年05月20日 11:30

今年初めに開催された"第8回 未体験ゾーンの映画たち"で上映された「特捜部Q」シリーズの映画化第4弾、『特捜部Q カルテ番号64』(原題:Journal64)。

デンマークの作家、ユッシ・エーズラ・オールスンによる人気ミステリー「特捜部Q」シリーズ中より同名の作品の映画化で、4作シリーズを通して主演となるコンビの二人を演じるのはニコライ・リー・コスとファレス・ファレス。…この二人のコンビは今作が最後という噂もあるのが気がかりではある。

市内のアパートの隠された一室から、3体の遺体が発見される。その部屋の持主と被害者は、かつて少女たちを監禁していた更生施設でつながっていた。
…その施設、スプロー島の女子収容所は、かって不良少女を収容、更生させる施設であり、デンマークに移民として来た他人種の若い娘に、密かに不妊手術を行っている場所でもあった。

寒冷地に住む白人種こそ優生種であり、弱者たる他人種の強制断種を実践すべきという思想を信奉するグループ「寒い冬」とは‥。
ナチのアーリア人優秀思想に基づくユダヤ人排除の思想が、ダブって見える、このグループの生き残りの医師が今回、特捜部Qの敵となる。

しかし、まぁ、相変わらず面白いわ。特に今回は四作品中で一番。
事件の内容は、最近、我が国でも問題視された旧優生保護法問題なので、重い展開になりがちな題材なのだが、デンマークで実際に起きた事件を扱い、過去の歴史批判を含めて、エンタティメント性も絡めて展開する物語から目が離せない。

『特捜部Q カルテ番号64』予告編(YouTube)


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