DVD 『ノクターナル・アニマルズ 夜の獣たち』 鑑賞/雑感

2018年05月15日 00:06

2009年に「シングルマン」という作品で映画監督デビューをしたファッションデザイナーのトム・フォードの二作目の映画監督作品、『ノクターナル・アニマルズ 夜の獣たち』(原題:Nocturnal Animals)。

「シングルマン」ってコリン・ファースが出ていたらしいが、ファッションデザイナーが撮り、東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で上映された作品なんで、当然の事ながら未見。
…で、なんで、これは観る気になったかと言うと、原作がハヤカワ・ポケット・ミステリから邦訳が出ていたオースティン・ライトの「ミステリ原稿」だったから。

この作品、映画に合わせて昨年ハヤカワ文庫から「ノクターナル・アニマルズ」として再版されている。
…離婚後、20年もたった頃、平凡な主婦の元に、前夫がショッキングな内容の小説原稿を送りつけてきた、その真意は何か、という内容で、作中を「夜の獣たち」という小説が占める、メタ・ミステリー。
主演の主婦役をエイミー・アダムスが、元夫役をジェイク・ギレンホールが演じている。

この作中作の小説を元妻に送りつけた前夫の思惑を、物語の展開に合わせて観客が推理するように作られているのだが、その理由をはっきり提示せずに映画は終わる。
推理を観客に委ねるエンディングが賛否の分かれるところだが、悪くない作りだ。

兎も角、冒頭から最後まで、計算され尽くした映像で構成されたスタイリッシュな、心理ミステリーであり、メロドラマであり、悪夢の物語で、お勧めはするが、万人向けのミステリーとは言い難いのでご注意。

『ノクターナル・アニマルズ 夜の獣たち』日本語オフィシャルサイト


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