DVD 『エル ELLE 』 鑑賞/雑感

2018年03月10日 00:30

昨年のフランス映画祭で上映されたポール・ヴァーホーヴェン監督の、『エル ELLE 』(原題:Elle)。

ヴァーホーヴェンは、2007年にハリウッドからオランダに戻り「ブラックブック」という傑作を送り出し日本公開もされたが、それからようやく6年後に「ポール・ヴァーホーヴェン トリック」が"未体験ゾーンの映画たち 2014"で上映されたが劇場公開は無く、今回の作品もフランス映画祭後は、東京と京都のみの単館公開となった作品。

原作は「ベティ・ブルー」の著書フィリップ・ディジャンの「Oh...」というフランス語の小説で、映画化後に「ELLE」として英語版が、「エル ELLE」の題名で邦訳版がハヤカワ文庫から発売されているサスペンス小説。

ゲーム会社の中年の女性社長が、ある日突然、自宅に侵入してきた覆面男にレイプされてしまう場面から、物語が始まる。
警察に言わずに自ら犯人捜しを始める冒頭から中盤は、ミステリーっぽい展開を見せるが、後半は観客の予想を裏切る方向に物語がシフトする。

兎も角、この主人公の行動に観客は困惑し、唖然となり、イザベル・ユペールが淡々と事件に対処していく演技に衝撃さえ受け、‥あぁ矢張り、今まで強い女性ばかり描いてきたヴァーホーヴェンの映画なんだと納得させられます。

相変わらず登場する男達はロクでも無く、女達はひたすら強く、予想のつかない展開と、随所に挟み込まれるエロティックなシーン等、紛う方なきポール・ヴァーホーヴェン作品で、そのブラックさと、シニカルさを、充分堪能出来ます。

『エル ELLE 』日本語オフィシャルサイト


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