DVD 『スイス・アーミー・マン』 鑑賞/雑感

2018年02月23日 00:17

古典落語に「らくだ」という演目がある、"らくだ"というのは主人公のあだ名だが、この主人公、登場時は既に死んでいて、仲間が葬儀をすべく、大家に酒と料理の申し出をするが断られ、この大家の家に死体を運び、文楽人形を扱う要領で"かんかんのう"を踊らせ、大家の度肝を抜かせて、酒と料理を出させる話である。

今回の『スイス・アーミー・マン』(原題:Swiss Army Man)を観て、まず思い出したのが上記の落語だった。
監督がダニエル・クワンとダニエル・シャイナートの二人による初長編作で、このダニエルのコンビに「ハリー・ポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフが出演するダニエルづくしの作品で、共演にポール・ダノ、メアリー・エリザベス・ウィンステッドが出演。

無人島に遭難した青年が自殺しようとするが、海岸に流れ着いた男性の死体を発見、死体から出ているガス(おなら)に浮力がある事を発見、その死体に乗って無人島脱出を試みる。‥このトンデモ映画で、ハナから死体役で登場するのがダニエル・ラドクリフである。

いやぁ~、よくこんな役引き受けたな、ラドクリフ。…まぁと言っても彼は「ウーマン・イン・ブラック」や「ホーンズ 容疑者と告白の角」に出演しているホラー好きな俳優ではあるが、それにしてもだ。
「ハリー・ポッター」以来のラドクリフファンの女性は決して観てはいけません、下ネタ満載、下品でバカで、シュールで出鱈目です(そこを楽しむ映画ではある)。

死体にまたがり、ジェットスキーのように海を行くシーンは冒頭のみので、そこにタイトルが被さる。このオープニングまでは、かなり笑わせてくれるが、中盤から死体が喋り出したりするとムムとなり、これは幻想なのかと、オチを邪推してしまうが、どんでん返し中毒の鑑賞者を無視して、ブラックジョークの馬鹿話のまま終わります。

『スイス・アーミー・マン』日本語オフィシャルサイト


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