DVD『ランダム 存在の確率』鑑賞/雑感

2017年12月29日 00:01

本作が長編初作品となるジェームズ・ウォード・バーキットなる監督が脚本も含めて撮り、シッチェス映画祭で脚本賞と審査員賞を受賞したSFスリラー作品、『ランダム 存在の確率』(原題:Coherence)。

物語は、彗星が接近した夜に集まった人間たちに起こる奇妙な現象を描いている、‥と言うとラース・フォン・トリアーの、惑星との衝突を目前にしたドラマ「メランコリア」を想起するが、あの登場人物の鬱が伝染するような作品同様、こちらも登場人物の混乱が観客に波及する映画で、まぁ、どちらも彗星だの惑星だのは理由付けに過ぎないという同設定の作品。

パーティで集まった8人の男女の部屋で停電が発生、外部の様子を見ると大規模な停電のなか、少し離れた一軒のみ灯りが付いているのを確認、その家の様子を見にいった男女は、自分たちと同じ人々が、同じようにパーティを開いている光景を目撃する。

SFでのパラレルワールドものかと思いきや、並行宇宙ならぬ、量子論の多世界解釈を扱った作品で、有名な"シュレディンガーの猫"の話しが登場する映画である。
但し、低予算で制作され、CG等は一切無く、舞台劇のように、パーティで集まった人間の会話が繰り返されるだけで、映画としてはかなり退屈で眠くなる。

同じ量子力学絡みの映画なら、ダンカン・ジョーンズの「ミッション:8ミニッツ」の方が、娯楽映画として数段優れている。

『ランダム 存在の確率』予告編(YouTube)

で、本作は「未体験ゾーンの映画たち 2015」での上映作品。…来年2018年も「未体験ゾーンの映画たち 2018」が開催される。1月6日(土)からヒューマントラストシネマ渋谷で、1月20日(土)からシネ・リーブル梅田となっている。
公式サイトはこちらから。


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