DVD 『渦 官能の悪夢』 鑑賞/雑感

2017年10月07日 00:17

前回の「静かなる叫び」を観て、こちらも観たくなり探した作品、『渦 官能の悪夢』(原題:Maelstrom)。

ドゥニ・ヴィルヌーヴが2000年に監督・脚本を手がけた作品、これでヴィルヌーヴの日本公開作品は、個人的に、全作を網羅した事になる。…原題の"メイルストロム"は、大渦潮を指す英語の事らしいが、邦題の"官能の悪夢"の付加は余計。
主演はカナダの女優マリ=ジョゼ・クローズ、撮影がグザヴィエ・ドランの作品を撮っているアンドレ・ターピン。

若くしてブティックのオーナーでもある女性が、酒をあおった帰り道、一人で車を運転していて誤って男性をはねてしまう。パニックになり、そのまま走り去ってしまう。ところが、どういうわけだか事件は発覚しなかったが‥。

兎も角、奇妙な映画である、なにせ、まな板の上の料理される前の怪魚が、"時間が無い、こと切れる前に。これを話しておきたい"と言って物語が始まるのだ。何だ、これは、コメディかと思いきや、主人公の女性の堕胎シーンに変わる。
悪夢の始まりのようなオープニングに混乱しつつ、鑑賞していくと思わぬところで物語が繋がり出す。

しかし、この関連性がほとんどブラックジョーク的悪趣味要素に満ちていて、いつのまにか、この奇妙な世界に引き込まれてしまう。…地下鉄のホームとバーで出逢う怪魚そっくりの顔のおっさんとか、魚屋さん一同が故人を忍ぶシーンとか、こんなんでいいのか、と問い詰めたいけど、面白いから、まぁいいか、と許してしまえる映画です。

しかし、万人にお勧め出来る作品では絶対ない事も保証します。

『Maelstrom』英語字幕版予告編(YouTube)


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