DVD 『ムーン・ライト』 鑑賞/雑感

2017年09月19日 00:01

今年のアカデミー賞で「ラ・ラ・ランド」を抑えて作品賞を受賞した『ムーン・ライト』(原題:Moonligh)。「ラ・ラ・ランド」の監督デミアン・チャゼルは監督賞になった。

先日「ブルーに生まれついて」を取り上げた時に、「ラ・ラ・ランド」を"あの糞つまらん只のミュージカル映画"と書いた当方としては、このオスカーの結果は当然だと思っている。勿論、日本の一般の映画ファンの中では少数派の意見である事は百も承知である

黒人で、しかもゲイが主人公の映画。マイアミの貧民窟、母は売春婦で少年期は、客をとる母に外に追いやられる生活で、学校では内気な性格から同級生に虐められる毎日。

唯一の救いはそんな少年に優しく接してくれる麻薬ディーラーなんだが、この役を演じたマハーシャラ・サリが良い味を出していて、アカデミー助演男優賞を受賞している。

映画は最後まで抑制の効いた演出に終始し、説明じみた演出は一切無く、実は凄まじい環境で育っていく主人公が、最後に社会的に立派に育ちました的な、感動的な演出さえない。…彼が少年の頃に優しく接してくれた麻薬ディーラーと同じような生活をおくっている。

兎も角、映像の作り込みが半端では無く、タイトルが象徴する青が随所に挟み込まれ、美しい印象を残す作品になっているのだが、誰にでもお勧め出来る作品とは言い難いのが残念ではある。

『ムーン・ライト』日本語オフィシャルサイト


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