DVD 『ブルーに生まれついて』 鑑賞/雑感

2017年08月29日 00:26

最近のジャズを扱った映画、二作品を取り上げる。…先ずは2015年のカナダ・イギリスの合作で、同年、第28回東京国際映画祭コンペティション部門出上映され、翌年2016年秋に日本でも劇場公開された作品、『ブルーに生まれついて』(原題:Born to Be Blue)。

どうも最近は「ラ・ラ・ランド」あたりがジャズ映画だと思っている御仁が少なくないが、あの糞つまらん只のミュージカル映画とか、同じ監督が撮った「セッション」とかをジャズの映画だとは思わないで頂きたい。あの監督デミアン・チャゼルのセンスは……、って、すみません話が逸れました。

閑話休題、『ブルーに生まれついて』は。白人のトランペット奏者でボーカリストでもあるチェット・ベイカーの人気が沸騰した50年代後半から、70年代に活動拠点を欧州に移すまでを描いた作品。
このチェット・ベイカーを演じているのがイーサン・ホークなんだが、先日『ドローン・オブ・ウォー』で彼を観たばかりだが、こちらのイーサン・ホークには魅了された。

ジャズ界では決して、抜きんでた存在ではないが、ウエスト・コースト派の白人ジャズマンとして、歌えるトランペッターとして知られるベイカーだが、麻薬中毒者としての一面の方が有名で、イーサン・ホークは体重を削って、その演技に挑んでいるし、また「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」等の中性的な歌唱も見事に歌いこなしている(ちなみにトランペットの演奏部分の実際の音はチェット・ベイカーの音を被せている)。

この作品ではチェット・ベイカーが欧州に渡る前までが描かれているが、彼は58歳の時、アムステルダムのホテルの窓から転落死している。映画では触れていないが、事故死とも自殺とも他殺とも不明のままで、判った事はヘロインを止めていなかった事だけだった。

『ブルーに生まれついて』日本語オフィシャルサイト


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