DVD『ヒトラーの忘れもの』 鑑賞/雑感

2017年07月20日 00:01

2015年の第28回東京国際映画祭コンペティション部門で「地雷と少年兵」の題名で上映された歴史ドラマ作品、『ヒトラーの忘れもの』(原題:Under sandet)。

実話でありながら、デンマーク国内でも余り知られていなかった物語をデンマークとドイツの合作で製作。…東京国際映画祭では軍曹役のローラン・モラーと少年兵役のルイス・ホフマンが最優秀男優賞を受賞し、デンマークでも幾つかの賞を受賞している。脚本、監督はマーチン・サントフリート。

ドイツが降伏した後の1945年、デンマークの海岸にドイツ軍が埋めた地雷を撤去するため、ドイツ兵の捕虜が投入される。彼等は、まだ幼さの残る10代の少年兵たちで、作業を監督するデンマーク軍の軍曹は、彼等をこき使おうとするが、撤去作業の失敗や誤爆で少年兵たちは次々と命を落としていく…。

戦争中デンマークの海岸にドイツ軍が埋めた地雷が200万個に及ぶという数に唖然とするが、この撤去作業を、終戦後にドイツ少年兵達に強制させたという史実に基づいた残酷な現実が、緊迫感を持って描かれる。
兎も角、この話は、重く、悲しく、残酷で、救いのない物語ではあるが、映画としては緊張感が一時も切れない傑作で、見応えが半端なく、最後まで目が離せない。

余談だが、最近、"ヒトラー"の付く邦題がやたら多い、その原題の殆どには"ヒトラー"が付いてはいない。…まぁ、確かに無関係ではないにしろ、日本の映画配給会社の安易な邦題の設定は如何なものか。
ここのところの"ヒトラー"ブランドの邦題の多さに、いささか嫌気がさしている今日この頃なんだが‥。

『ヒトラーの忘れもの』日本語オフィシャルサイト


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