DVD 『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』 鑑賞/雑感

2017年07月18日 00:07

日本では昨年末、劇場公開された軍事サスペンス、『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』(原題:Eye in the Sky)。
監督は「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」のギャビン・フッド、主演はヘレン・ミレン、共演に昨年亡くなったアラン・リックマンが参加し、コリン・ファースが製作にのみ加わっている。

イギリス軍の諜報機関の女性大佐が国防相の中将と協力し、ナイロビ上空を飛ぶドローンを駆使してロンドンから英米合同軍事作戦を指揮している中、大規模な自爆テロ計画の存在を突き止める。
アメリカ国内の米軍基地にいるドローン・パイロットに攻撃命令を下すが、殺傷圏内に幼い少女がいることが判明する‥。

原題は"空の眼"だけだが、その後に加えた邦題は、皮肉ととれる程、凄まじい緊張感に画面に釘付けになる。
自爆テロを実行せんとする標的を発見し、その隠れ家を爆撃しようとした時、家の前にパンを売る少女が現れる、これから起こるであろう大量の犠牲者の為に、少女を見殺しにするか、否か…。
映画の中盤から後半は、ひたすら、この議論の場の描写のみになるのだが、この緊迫感の盛り上げ方が見事で圧倒される。

登場するドローンは、上空からピンポイントで爆撃可能な無人航空機から、鳥型や昆虫型のカメラ・アイ搭載型まで出てくるが、恐いのは、上空からの視点が、決して"神の眼"ではない事だ。

この計算され尽くしたジレンマのドラマの凄さは、是非ご覧頂きたい傑作。

『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』日本語オフィシャルサイト


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