DVD 『ネオン・デーモン』 鑑賞/雑感

2017年07月13日 00:03

昨年の東京国際映画祭で上映されたニコラス・ウィンディング・レフン監督作品。エル・ファニングを主演に、ファッション業界の欲望と狂気を描くサスペンススリラー、『ネオン・デーモン』(原題:The Neon Demon)。

ニコラス・ウィンディング・レフンと言えば。ハヤカワから邦訳も出ているジェイムズ・サリスの小説「ドライヴ」の映画化で一躍、注目を浴びた監督ではあるが、同じライアン・ゴズリングの主演で撮った「オンリー・ゴッド」は明らかに失敗作で、評価がガタ落ちし、その後、ニコラス・ケイジ主演で、監督がポール・シュレイダーによる「ラスト・リベンジ」の製作総指揮にあたっていた。

そんなレフンが、昨年監督に戻って撮ったのが、この作品で、ロサンゼルスのファッション業界で、美にとりつかれた女性たちの欲望を描く。…「ハンガー・ゲーム」のジェナ・マローンが謎めいたメイクアップアーティストを演じ、モーテルで働く男にキアヌ・リーブスも顔を出している。

で、何でここでキアヌ・リーブスが出てくるの?、という訳の判らない突然の登場で、その後は一切、物語に登場しない不可思議な設定なんだが、こういう無意味且つ無駄な描写で、全編が構成されている映画。…新進気鋭のTVディレクターが、30分で造り上げそうな内容を、延々と2時間近く引き延ばしたような駄作です。、

どうもレフン監督の「ドライヴ」は、まぐれ当たりだったようで、「オンリー・ゴッド」にしろ、本作品にしろ、垣間見える変態性をアートでまぶして見せる嫌らしさは、当方の趣味では無い。
似たような内容の、ダーレン・アロノフスキーの「ブラック・スワン」のようなサイコスリラーを期待して観た私がバカだった。

『ネオン・デーモン』日本語オフィシャルサイト


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