DVD『キャロル』鑑賞/雑感

2016年09月01日 16:14

原作は女流ミステリー作家パトリシア・ハイスミスが1952年に発表した「ザ・プライス・オブ・ソルト」、これをケイト・ブランシェットとルーニー・マーラで映画化、監督は「エデンより彼方に」のトッド・ヘインズ、『キャロル』(原題:Carol)。

サスペンス・ミステリーの大家にして、その殆どの作品が映画化されているパトリシア・ハイスミスだが、この原作は非ミステリー小説、しかも女性同士の恋愛を描いた作品で、当初は別人名義での発表で、ハイスミスの作品である事が伏せられていたが、発表から30数年後に作者がハイスミスである事が明かされた。…勿論、これが初の映画化となる。

監督トッド・ヘインズの「エデンより彼方に」と同じスタイルの作品だ。50年代のアメリを舞台にし、当時の理想の家庭の主婦ジュリアン・ムーアが、夫が同性愛者であるこ事を知る物語。…今回の『キャロル』と、同一線上に或る物語である。

ソフトフォーカス気味な画面、1950年代へのノスタルジックさを誘うファッション、当時の車、カメラや小物等ののデザイン、そして音楽。…映画は総てが優雅で美しい。
女性同士の恋愛を描いていても、その普遍的な感情は男女の場合と変わらない。…判ってはいても、映画は、それ以上の領域に踏み込まない、もどかしさが残りはするが‥。

男性目線で鑑賞しても、二人のヌードでの絡みのシーンに正直ドキッとなる、ルーニー・マーラが全編、子鹿のような美しさを見せ、その美しいバストを惜しげも無く晒している、…女性の為の映画だと、敬遠していると損しますよ、男性諸君。

『キャロル』日本語オフィシャルサイト


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