DVD『やさしい本泥棒』鑑賞/雑感

2016年08月18日 00:08

マークース・ズーサックの世界的ベストセラー「本泥棒」の映画化作品、『やさしい本泥棒』(原題:The Book Thief)。
…日本での劇場公開は2014年に予定されていたが、中止になり、昨年始めにレンタルが開始され、同6月に Blu-ray & DVD の発売があった作品である。

監督はブライアン・パーシバル、主人公の少女リーゼル役にソフィー・ネリッセ、その他の共演に「鑑定士と顔のない依頼人」のジェフリー・ラッシュ、エミリー・ワトソン等による、アメリカ・ドイツ合作映画。…1939年ナチス政権下のドイツを舞台にしたホロコーストと禁書を描いている。

主人公の少女リーゼルの母親は共産主義者で、ナチスから迫害され、ミュンヘン近郊で暮らす夫婦の元に里子に出される事になる、一緒に預けられる予定の弟は旅の途中、列車内で死んでしまう。
…冒頭、この列車のシーンから始まるのだが、ここにナレーションが被さり、途中、何度か、このナレーションが状況説明をするのだが、ナレーションの主が自身の正体を直ぐには明かさない。

原作では、死神が案内役をつとめていて、邦訳本のカバーにも死神のシルエットが描かれているが、映画では含みを持たせて、物語の後半に正体が明かされる。
…この死神の語りが、物語を先に説明し、映像がそれを見せる、という手法で終始纏めていて、これが、主題の暗さにも関わらず、ファンタジー色の濃い印象を残している。

良作と言える作品で、お勧め。…なんで、これが劇場公開されなかったのか不思議である。

『やさしい本泥棒』日本語オフィシャルサイト


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