DVD『完全なるチェックメイト』鑑賞/雑感

2016年07月07日 00:50

ボビー・フィッシャー、1943年生まれで2008年に亡くなったアメリカの天才と言われた伝説のチェスプレーヤー。…彼の半生を「ラスト サムライ」のエドワード・ズウィックが監督、フィッシャー役をトビー・マグワイアが演じている。
『完全なるチェックメイト』(原題:Pawn Sacrifice)。

時代が米ソ冷戦の1970年代、音楽もその頃のヒット曲がかけられる。この逸話を知らなくても充分楽しめる内容になっている。
ソ連の王者ボリス・スパスキーをリーヴ・シュレイバーが演じているが、これが意外と悪くない。

と言っても見どころは、トビー・マグワイアのボビー・フィッシャー役で、その奇行と言動で、周囲の人間達を引きずり回す姿が凄い。

ソ連の盗聴を疑い、何度も電話機を分解し、カメラや観客に神経を尖らせ、すり減らす姿は必見。
後半、落ち着いていたソ連の王者が、同様に狂気に捕らわれていくシーンまで挟み込まれ、改めてゲームを超えた、盤上の米ソ冷戦に言葉を無くす。

四手進むと3000億通りの手があるという世界で、IQ187の天才が挑む世界は、まさに異世界。その崖っぷちから、深淵を覗き込むだけでも目まいが引き起こされそうな映画であった。

『完全なるチェックメイト』日本語オフィシャルサイト


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