DVD『白鯨との闘い』鑑賞/雑感

2016年05月31日 00:25

「復讐する海-捕鯨船エセックス号の悲劇」の邦題で日本語版も出ている物語が原作の映画化作品。『白鯨との闘い』(原題:In the Heart of the Sea)。

映画公開の邦題名が初期の「白鯨のいた海」から変更になっていて、そこら辺りはこちらに書いているので参照願いたい。
また、この原作を元に書かれたハーマン・メルヴィルの「白鯨」と、それをジョン・ヒューストン監督グレゴリー・ペック主演で映画化した同名作品についても、こちらに載せているので同様に参照頂ければと思う。

何度もヒューストン版を観ている当方は、そのうちスピルバーグ辺りがVFXバリバリで再映画化してくれないかと思ってはいたが、まさか職人ロン・ハワードの手で、それも原本の方を映像化するとは思ってもみなかった。

映画は「白鯨」の作者メルヴィルが、エセックス号の元乗組員に話を訊きに訪れるシーンから始まるが、これは映画が付け加えた脚色で、原作とは異なっている。

捕鯨シーンも迫力はあるのだが、化け物としての鯨の描写が何か物足りない。CGの無かった頃のヒューストン版の創り物の方が臨場感があった。
これは「ジョーズ」や「エイリアン」等が、手作業の創り物から、CGに移行しリアルさを増すほど、臨場感や迫力を感じ難くなるのと同じ印象だ。

物語後半の漂流譚に移ると、どうしてもアン・リー監督の「ライフ・オブ・パイ」と被って観てしまう。…ロン・ハワードには、素直にメルヴィルの「白鯨」を取り直して、ヒューストン版に挑戦して貰いたかった。

『白鯨との闘い』日本語オフィシャルサイト


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