DVD『顔のないヒトラーたち』鑑賞/雑感

2016年05月19日 08:23

前回に続けて"ヒトラー"を扱った映画、『顔のないヒトラーたち』(原題:Im Labyrinth des Schweigens)。
但し、こちらはヒトラーが生きていた時代ではなく、1963年のアウシュビッツ裁判を題材にした作品。

監督は、これが日本公開初となるジュリオ・リッチャレッリ。…主演は「ゲーテの恋 ~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~」に出ていたアレクサンダー・フェーリングで、その上映の際、第24回東京国際映画祭で来日もしている。

1958年の西ドイツ・フランクフルト。復興後の西ドイツではナチスドイツの行いについての認識が薄れつつあった。そんな中、アウシュビッツ強制収容所にいたナチスの親衛隊員が、規約に違反して教師をしていることが判明する。…アウシュビッツの真相を究明するために若き検事等が生存者の証言集めや実証を重ねていくさまを描いたドラマ。

この監督、ドイツ在住のイタリア人で俳優との事だが、本作品で脚本も書いていて、初監督作としては実にしっかりとした作りのドラマを観せてくれる。
1963年のフランクフルト・アウシュヴィッツ裁判に至るまでの話が、一人の若き検察官の調査から始まり、ミステリー小説のように展開してゆく様子が、見応えがあり、興味深く面白い。

ちなみに原題は直訳すると"沈黙の迷路で"になり、『顔のないヒトラーたち』は日本の配給会社が付けた邦題である。

『顔のないヒトラーたち』日本語オフィシャルサイト


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