DVD『マシューランド』鑑賞/雑感

2016年02月02日 00:01

昨年秋にヒューマントラストシネマ渋谷で開催された「ワールド・エクストリーム・シネマ2015」で上映されたスペイン制作の犯罪ミステリー映画、『マーシュランド』(原題:La isla minima)。
スペインのアカデミー賞にあたるゴヤ賞で作品賞・監督賞など10部門を獲得している作品。

邦題の意味は"湿地帯"、それを空撮した冒頭の絵が印象的でありながら、何故か不安を煽り、美しい。この湿地帯の田舎町で二人の少女が行方不明になる。マドリードから捜査に訪れた二人の刑事が、この物語の主人公で、やがて死体が発見されるが凄惨な拷問をうけていた。
過去にも同様の事件があり、やがて捜査の最中、一人の少女が姿を消す…。

この作品、展開の面白さと、時折、挟み込まれる俯瞰撮影の美しさで、観客を引っ張って行くが、サスペンス感というより、次にどんな事実が出てくるのか、不安と薄気味悪さ感が、ホラー映画に近い。
意味深な伏線が多岐に渡り、観客を混乱させる意図を持った造りを楽しめればいいが、犯人捜しのミステリーを鑑賞しているつもりだと訳が判らなくなる恐れがある。

真犯人が誰で、明快な真相も提示されぬままの幕引きを観せられて、あぁ。そういう終わり方なのね…、と、陰鬱な雰囲気を映画として楽しめる観客の為の作品(否定していません、褒めてます)。

『マーシュランド』日本語予告編(YouTube)


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