DVD 『誘拐の掟』 鑑賞/雑感

2015年11月07日 00:01

前回の「ルックアウト 見張り」に引き続きスコット・フランク監督作品、『誘拐の掟』(原題:A Walk Among the Tombstones)。
原作はローレンス・ブロックの酔いどれ探偵マシュー・スカダーこと、マット・スカダー・シリーズの『獣たちの墓』。

この原作シリーズは人気シリーズだが、以外と映画化作品が少ない、知る限りでは「800万の死にざま」でジェフ・ブリッジスが主人公を演じていた位しか記憶に無い。…殆ど会話の面白さで成り立っているシリーズで、東直己のススキノ探偵シリーズは、この作品の影響を受けている。

マット・スカダーを演じるのはリーアム・ニーソン、従来の元CIA工作員で家族愛発揮の親父像より、こちらの方が遥かに適役ハマり役。
映画自体も抑制の効いた運び方で、主人公と相まって実に渋く、長めの原作を手堅く、巧くまとめている。

勝手な邦題に惑わされて誘拐物の凡庸なアクション映画だと思わないでご覧頂きたい。どちらかと言うと暗めのハードボイルドだが、近年の探偵映画としては傑作の部類。
「ルックアウト 見張り」でも挟まれた美しい映像が今回もあり、赤いコートの少女が犯人の乗ったバンの前を通るスローモーションシーンが忘れ難い印象を残す。

この監督でリーアム・ニーソンで再びスカダー・シリーズを観たいと思わせる出来だ。

『誘拐の掟』日本語オフィシャルサイト


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