オンデマンド『フェルメールの謎』鑑賞/雑感

2015年10月01日 00:01

正確な邦題は『フェルメールの謎~ティムの名画再現プロジェクト~』で、原題は、TIM'S VERMEER(ティムのフェルメール)。
テキサス州在住の発明家ティム・ジェニソンが、17世紀オランダの巨匠ヨハネス・フェルメールの画法の謎の解明を試みるドキュメンタリー作品。

今までもフェルメールが何がしかの投影装置を使っている、という説はあったが、ティム・ジェニソンは17世紀にも存在したレンズと鏡を用いて、フェルメールが使用したと思われる技法を実証してみせる(写真とかカメラはフェルメールの死後、150年後に登場する)。

いやはや実に面白いドキュメンタリーで、見入ってしまった。ティム・ジェニソンは画家ではなく、映像の専門家らしいが、己の説を実験を通して証明してみせようとするその姿勢、半端ない拘りが圧巻で、観ていて飽きない。

先ず彼は、日本では"音楽のレッスン"と題された作品に描かれている全てのモノを同じ大きさで、実際に同じ部屋を作り上げてしまう。…これだけでも凄いのだが、その後、自身の説に沿って213日もの間、自説の手法を駆使して、フェルメールと同じ絵を描きあげてしまう。
ここまで来ると、フェルメールが同様の装置を使ったのか?が問題となるが、この映画を観る限り、ほぼ間違いないと思えてくる。

映画は最後に言う"フェルメールは、理解を超えた天才ではなく、理解しうる天才"だと。
自説を証明せんとする執念が生んだ異色のドキュメンタリー。

予告編はこちらの amazon のサイトで観れます。


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