『バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

2015年09月05日 00:03

タイトルが長いので、いつも入れる前後のDVDと鑑賞/雑感を削除、『バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(原題:Birdman or The Unexpected Virtue of Ignorance))。
最初に結論、非常に手の込んだ、良く出来た作品だが、面白くない。
監督は「バベル」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。「バベル」も私的には駄目だったので、この監督とは合わないらしい。

かつて、スーパーヒーロー実写映画「バードマン」に主演し人気を博したが、今は落ち目の俳優リーガン(マイケル・キートン)が、自ら脚色・演出・主演を手がけてレイモンド・カーヴァーの小説を舞台化、ブロードウェイで上演し、再び喝采を浴びようとするが…。

嘗て"バットマン"を演じたマイケル・キートンとぴったり符合する役柄で、狙ったのかと、邪推したくなるキャスティング。
全編ほぼ1ショットの長回しでの撮影表現の必要性が何処にあるのか? 昔、先人達が苦労して撮った手法だが、今や、デジタルでも処理が可能で、今更感が半端ない。

主人公の現実と幻覚が溶融するシーンは悪くないし、ハッとするような美しい映像も出現するが、シュールさの表現に新鮮味は薄い。
ドラムサウンドだけのBGMは悪くないし、共演のエドワード・ノートンもエマ・ストーンも結構いいんだけど、結局、マイケル・キートンが文句ばかり言って、妄想に浸っていて、それを映像化した作品でしかない。
似たような作品で、ダーレン・アロノフスキーが撮った「ブラック・スワン」の方が数倍良い。

『バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡)』日本語オフィシャルサイト


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