DVD『オオカミは嘘をつく』鑑賞/雑感(ネタバレ無し)

2015年06月13日 00:00

イスラエルの新鋭監督コンビ、アハロン・ケシャレス&ナボット・パプシャドによるバイオレンススリラー。『オオカミは嘘をつく』(原題:Big Bad Wolves)。
昨年11月に小規模ながら劇場公開された作品で、今月初めにDVDがリリースされた。…タランティーノが大絶賛した、とかの宣伝文句と、一部での評価が高いのが気になっていた作品。

題材が、ドゥニ・ヴィルヌーヴの撮った「プリズナーズ」と酷似していて、どうしても比較してしまうが、映画的な出来は「プリズナーズ」の方が上。
「プリズナーズ」が直球で、こちらは変化球的という趣きで、人によっては、こちらを好む御仁も多いかも知れない。

タランティーノ絶賛も納得する暴力描写が凄まじい。それも自白強要を目的とした念入りな拷問シーンの連続で、冒頭の少女殺人現場の凄惨さを上回る酷さで、人によっては不快マックスで拒否反応を起こすかも…。

物語が予測不可能なのは勿論なんだが、時折、挟まれるブラックジョークな展開が、これまた予測不可で、思わず笑ってしまう。
被害者の少女の父親の異常な性格が、徐々に露わになるんだけど、後半に至って被害者の少女の祖父まで登場、この爺さんが息子を上廻るサイコ性を発揮して唖然となる。…おまけに、拷問シーンで頻繁に家族から電話が入って、日常生活の会話が挟み込まれたりするので、ブラックなコメディかよ、と突っ込みたくなる。

そして最後に真犯人を暗示する短いシーンが入って、矢庭に終わる。
矢張り全体を通して、後味の悪い映画ではある。

『オオカミは嘘をつく』日本語オフィシャルサイト


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