DVD『天才スピヴェット』鑑賞/雑感

2015年06月11日 00:10

"ジャン=ピエール・ジュネ『天才スピヴェット』日本公開"として、取り上げたのが、昨年8月、今年春に劇場で公開され、今月、Blu-ray & DVD が発売された。劇場公開時は3D上映もされていたが、3Dメディアは出ていない。まぁ出ていても自宅で3Dで観る環境にはないので、2D鑑賞となる。鑑賞後は、これは劇場で3Dで観た方が楽しかったろうな、と少々悔やまれた。

『天才スピヴェット』(原題:The Young and Prodigious T.S. Spivet)。
「アメリ」「エイリアン4」「ミックマック」等のジャン=ピエール・ジュネ監督の初の3Dで、面白い事に、マーティン・スコセッシ初の3D作品「ヒューゴの不思議な発明」と似た雰囲気の作品となっている。

先ずはアメリカ西部モンタナで、変わり者ばかりの家族と暮らす、10歳の天才少年スピヴェットのモノローグによって物語が始まる。
弟の突然の事故死で心がバラバラになった家族、そこへスミソニアン学術協会から、少年へ最も優れた発明に贈られる賞の受賞の報が届く。彼は家族に告げずに家出、ワシントンで開けれる授賞式に向かう。

この大陸横断の旅の描写が、フランス映画仕様のロード・ムービーになっていて、実に面白い。
実際はカナダで撮影されたという、ジュネ版アメリカ紀行の美しい映像による世界観を堪能出来るし、登場する、少年への慈愛に溢れた人物と、かたや、その天才振りに翻弄される人物の描写も、どちらも巧く配置されている。
死んだ双子の弟が、スピヴェットの幻想として自然に顔を出す描写、作り込まれた画面、夢のような一風変わったロード・ムービー、ジャン=ピエール・ジュネの代表作たる作品になっていた。

spivet_poster


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