DVD『パワー・ゲーム』鑑賞/雑感

2015年05月26日 00:02

原作は新潮文庫から邦訳も出ているジョゼフ フィンダーの企業サスペンス・スリラー「侵入社員」。この邦題、駄洒落めくが、ウィットに富んだタイトルで良かったんだが、映画化されての日本公開の題名が『パワー・ゲーム』となんの捻りもないモノになった(ちなみに原題は"Paranoia")。

監督が「ラスベガスをぶっつぶせ」とか「男と女の不都合な真実」等を撮っているロバート・ルケティックで、出来の軽さが観る前から予測出来て期待薄感があったが、二大企業のボス役がハリソン・フォードとゲイリー・オールドマンなので、両人の絡みを楽しんで観るだけなら、結構面白いのでお奨め。
この二人「エアフォース・ワン」以来の共演との事だが、かっての大統領役者が今回は坊主頭での登場である。

主演は「ハンガー・ゲーム」シリーズのリアム・ヘムズワースで ご存じ「マイティ・ソー」のクリス・ヘムズワースの弟。その恋人役がアンバー・ハード。…この二人の恋の顛末が絡むと、巨大企業の生死を賭けたスパイ合戦も、IT産業社員向けのお伽噺になってしまっていて残念。

前述のハリソン・フォードとゲイリー・オールドマンの登場シーンと、主人公の父親役で登場するリチャード・ドレイファスの好演ぶりが見所で、企業間の熾烈なスパイ合戦やアクション・シーンやサスペンスを期待すると裏切られる。
ストーリーとしては、"実は誰々の罠だった"とか、""企業トップの腹心の部下が裏切っていた"とかの展開はあっても、起伏に乏しく、詰めの甘さに終始する作品だった。

『パワー・ゲーム』日本語オフィシャルサイトはこちら


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