DVD 『マーウェン』 鑑賞/雑感

2020年01月30日 08:30

映像職人ロバート・ゼメキスの監督作だが、題名もポスターも地味で損をしていると思われる作品、『マーウェン』(原題:Welcome To Marwen)。

実在ベースであるが、かなりフィクションを加味して構成されていて、障害を抱えた主人公の妄想が映画の大半を占めている。
優秀なイラストレーターだった男が複数の男たちから暴行を受け、心身ともに大きな傷を負い、リハビリのためフィギュアの撮影を始める。

…自分や周囲の人をモデルにしたフィギュアとバービー人形を使って、ナチス親衛隊と戦いを繰り返す日々を写真にしていき、やがて個展が開ける事になる。

自身がG.I.ジョーの大佐で、女性親衛隊に囲まれているという妄想の物語があり、人形を使って写真で物語を紡いでいるのだが、主人公のその脳内ストーリーを、VFXで見せる映像が主で、まさにゼメキスの独壇場と言える作りになっている。

現実とVFXの境目が判り易かったり混沌としたりで楽しめ、更にお遊びでゼメキス自身の監督作「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアンがタイムマシンとして登場したり、魔女のフィギュアの名前が"デジャー・ソリス"(E・R・バローズの火星シリーズに登場)だったりと、お遊びが仕掛けられていて飽きない。

ちなみにその"デジャー・ソリス"役を演じたのは何とダイアン・クルーガーで、彼女、人形のモデルと声の出演のみで、実際の本人は画面に登場していない。

『マーウェン』日本語オフィシャルサイト


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