DVD『フォックスキャッチャー』鑑賞/雑感

2015年12月29日 09:03

『フォックスキャッチャー』(原題:Foxcatcher)。96年にデュポン財閥の御曹司が実際に起こした、レスリング五輪金メダリスト射殺事件をベースに映画化したサスペンスドラマ。
監督は「カポーティ」や「マネーボール」のベネット・ミラー、スティーブ・カレルが、心に闇を抱える財閥御曹司役、メダリスト兄弟の兄をマーク・ラファロ、弟をチャニング・テイタムが演じている。

ここで描かれるデュポン財閥は、アメリカの化学会社で、ライターのデュポンとは無関係。監督のベネット・ミラーは、ドキュメンタリー映画出身で、「カポーティ」で、アカデミー監督賞にノミネートされ、この作品でカンヌ国際映画祭の監督賞を受賞する等の実力派。

本作の見所は、スティーブ・カレルの屈折した財閥御曹司役の演技と、セリフや説明を一切排除し、常に不穏な空気を漂わせた監督の演出力で、最後まで登場人物の内面描写は無く、最後の殺人の理由も描かれないが、完成度は一級品。

万人にお勧め出来るとは言い難い作品ではあるが、観ておいて損のない作品で、主演3人の他の出演作品を観て知っている方なら、本作品では、驚くほど印象の違う事に驚かれると思う。

『フォックスキャッチャー』日本語オフィシャルサイト

年末年始(本日より1月7日迄)は都合により掲載を休みます。…皆様良いお年をお迎えください。


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