DVD『ブルー・リベンジ』鑑賞/雑感

2015年08月29日 00:06

本年初頭にヒューマントラストシネマ渋谷で開催された"未体験ゾーンの映画たち 2015"で上映され、好評を得た作品、『ブルー・リベンジ』(原題:Blue Ruin)。
監督、主演とも、あまり馴染みがないキャストではあるが、2013年のカンヌ国際映画祭監督週間で、国際批評家連盟賞を受賞しているアメリカのサスペンススリラー。

ボロボロの青いセダンを根城にしているホームレスの男が、警察に呼び出され、自分の両親を殺した男が刑期満了を前に釈放されることを知らされる。彼は復讐を決意し、セダンを走らせ、釈放された犯人のもとへと向かうが‥。
復讐そのものは、あっけなく済んでしまうのだが、事態は思わぬ方向へ動き出す。

以上のようなストーリーはあるが、終始、セリフは少なく、淡々と展開し、人物の因果関係や背景は説明なし。
爽快なアクション劇を期待し、映画の見方を間違えると、不満の残りそうな作品ではあるが、主人公の行動が、ややもするとコメディかよ、と突っ込みたくなるほど、しょーもないので、これはこれで面白い。

冒頭、復讐を決意し、実行に移す為に、ボロ車のバッテリーを入れ替えるシーンで、え!それで、この車動くの?、とか思うし、拉致した男を殺そうとして、逆に殺されそうになったり、他のシーンでも、主人公の手際の悪さに呆れたり、挙げ句の果てに"復讐"という自分の行動に疑問を持ち始めながらも、自分の行動を律する事が出来ない侭、突っ走るしかない主人公が哀れに見えてくる。

色々、細部を楽しみながら鑑賞出来る映画ではあるが、万人にお勧めの作品とはいかない、まぁ。そんな、味はあるが、キレが、今ひとつの作品。


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