『インターステラー』鑑賞/雑感

2014年11月29日 00:01

クリストファー・ノーラン監督のSF大作で、主演が、最近は「リンカーン弁護士」や「ダラス・バイヤーズクラブ」で好演のマシュー・マコノヒーと来れば、これは Blu-ray&DVD の発売を待てずに映画館へ行く事になる、『インターステラー』(原題:Interstellar)。

広く観客層を取り込みたい策略らしく、宣伝では家族愛を前面に打ち出しているが、内容はよくまぁ、こんなモノ撮ったなぁと思えるバリバリのハードSFで、当方のような"SFモノ"は喜んでも、一般観客の理解度が心配になる。

クリストファー・ノーランが、私的なメッセージ色を加え趣味で撮った感が極めて強く、ご本人が言明しているように、スタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」の影響を受けた感も歴然とある。
実は、キューブリックの作品が45年以上前だから、今となってはCGバリバリで、新しい目眩くイメージの奔流を観せてくれるかとの期待もあったのだが、映像は極めて大人しく真面目で、拍子抜けした部分もある。これは製作指揮に物理学者も加えたノーランの、出来るだけ現実的な形で描きたい、というコンセプトよるものなんだが、もう少し映像的に面白みのあるモノを観たかった気がしないでもない。

但し、ブラックホール、ワームホール、多次元宇宙理論、特殊相対性理論、事象の地平線等の話が次々と出てくる面白さは圧巻で、ここら辺りに多少でも知識があると、もう堪らないというビジュアルを見せてくれる作品でもあり、そこら辺りが従来の宇宙SF映画にはなかった凄さでもある。

まぁ、小難しい事が理解不能でも、最後の家族愛に感動し泣ける、と言うのがこの作品の本当の凄さかもね。…鑑賞は是非ともIMAXで、当日は水分を控えてお出かけあれ。


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