「ヘルボーイ」作者マイク・ミニョーラの『ジョー・ゴーレムとドラウニング・シティ』及び他の映画化企画

2012年08月28日 00:13

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ギレルモ・デル・トロが現在制作中の「パシフィック・リム」の後に「ヘルボーイ3」を撮るかも知れないというニュースが入り、主演のロン・パールマンも「ヘルボーイ」に3作目があるよ、風な発言をしているらしい。…という前置きから入って実は「ヘルボーイ3」の話では無い。
その「ヘルボーイ」の原作者マイク・ミニョーラのその後の発表作品に、「闇に棲む少女」などのホラー作家クリストファー・ゴールデンと組んだ作品が2点ある、『ボルティモア』(原題:Baltimore/画像:左)と『ジョー・ゴーレムとドラウニング・シティ』(原題:Joe Golem and the Drowning City/画像:右)。

『ボルティモア』のシリーズの「Baltimore, or the Steadfast Tin Soldier and the Vampire」は、アンデルセン童話「しっかり者のスズの兵隊」とブラム・ストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」をミックスした話、第一次世界大戦の戦場で邪悪な吸血鬼に噛まれ、それが元で家族を失い、吸血鬼を滅ぼそうとするヘンリー・ボルティモア卿を主人公とする歴史ホラー・グラフィック・ノベル。
2007年頃に「ブレイド3」のデビッド・S・ゴイヤー監督で映画化と伝えられたが、その後企画は立ち消えた模様。

で、先月、新規に映画化の話が登場したのが、『ジョー・ゴーレムとドラウニング・シティ』。「アイ,ロボット」「ノウイング」等を撮ったアレックス・プロヤスが監督すると、製作会社から正式発表が出た。アレックス・プロヤスは他にも「クロウ/飛翔伝説」や「ダークシティ」を手がけているSFジャンル系の監督だ。

物語は、1920年代に地震や海面上昇により、ヴェネツィアのような運河都市となり、住民達がドラウニング・シティ(溺死都市)と呼ぶ、ニューヨーク マンハッタンが舞台となる。
腐肉を漁る動物と水中に適応した鼠が跋扈する街で、孤立した10代の少女、年老いたマジシャン、狂人科学者、ビクトリア朝のオカルト探偵、そして謎の男ジョーゴーレム等が登場するスチームパンク的歴史改変SFで、既にオーストラリアでの撮影が予定されているらしいので、こちらは『ボルティモア』のように企画倒れにはならないと思われる。

最近、ペーパーバックと併せて、未発表の物語を含む、デラックスハードカバー版も1,000部限定でリリースされたばかりだが、英語版のみで、邦訳版の出版は未定。


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