話題のSF作品『クラウド・アトラス』の予告編が遂に登場。その5分強に渡るイメージの奔流が凄い。

2012年07月30日 00:04

cloudatlas

英国の作家デイヴィッド・ミッチェルが2004年に発表したSF小説を原作とする、『クラウド・アトラス』(原題:Cloud Atlas)は、製作前から、その陣容が話題になっていたが、ここへ来て長尺の予告編が公開され、その内容の濃さで、作品そのものへの期待が膨らみつつある。

原作者のデイヴィッド・ミッチェルは、唯一邦訳があるのは「ナンバー9ドリーム」という作品で新潮クレスト・ブックスから2007年に邦訳が出ているのみで、『クラウド・アトラス』は未邦訳。どちらかと言えば日本人には馴染みの薄い作家だ。但し、これを映画化・監督するのが「マトリックス」シリーズのウォシャウスキー兄弟と、「ラン・ローラ・ラン」「パフューム ある人殺しの物語」のトム・ティクバ。
ウォシャウスキー兄弟は「マトリックス」シリーズ後の「スピード・レーサー」で大コケしていて何とも言えないが、トム・ティクバに関して言えば、前述の二作は個人的に好きな作品なので(特に「ラン・ローラ・ラン」は未見の方には絶対お勧めの傑作)、彼が加わっているのは期待大。
出演する俳優陣が豪華なのも話題の一つで、トム・ハンクス、ハル・ベリー、スーザン・サランドン、ヒューゴ・ウィービング、ヒュー・グラント、ジム・スタージェス、ペ・ドゥナ等と実に多彩。

原作は、19世紀から近未来までを6つのエピソードで描き、19世紀の航海日誌から、現代のロンドン、近未来の韓国などのエピソード等、ジャンルの違う話を時代を変えて語っていくが、それぞれが独立した話でありながら、物語の根底で繋がっていて、後半、物語が逆転し、冒頭の19世紀の航海日誌によって幕を閉じるという入れ子構造の物語となる。

可成り興味を引く魅力的な内容で、是非とも、この機会に邦訳を何処かの出版社が企画して欲しい。また、この複雑な展開をどのように映画化するのかが注目されていたが、予告編を観る限り、新しいSFカルト映画の誕生を予感させるイメージに満ちていて、期待度大。

全米公開は今秋10月26日予定、なお現段階での日本公開は決まっていない。

オフィシャルサイトはこちら、◎予告編はこちら

◎追記‥2013年春の日本公開が決まったようで、日本語の予告編も公開されました。


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