昨年発売された書籍『アダムス・ファミリー全集』

2012年03月31日 00:07

前回の『ホテル トランシルヴァニア』の記事後半で触れているチャールズ アダムスの『アダムス・ファミリー』の話を…。

映画の『アダムス・ファミリー』を知っていても、その元が米ABCテレビの連続ドラマである事を知らない人がいて(付け加えればハンナ・バーベラがアニメ化した「アダムスのお化け一家」というのも有り)、さらに、そのオリジナルがチャールズ・アダムスというアメリカのコミック作家の描いたカートゥーン(ひとコマ漫画)のシリーズだという事を識る人は絶望的に少ない。

チャールズ・アダムス、1912年にニュージャージー州に生まれ、1988年に亡くなったが、存命中はニューヨーカー誌に50年間にわたって漫画1000点以上を発表したアメリカの一コマ漫画の巨匠。
その作風の殆どが白黒で描かれたブラック・ユーモア作品で、ニューヨーカー誌にはタイトルを付けずに掲載していたが、その中のオバケ一家の話がTVドラマ化される事となり、作者の名を付けた
『アダムス・ファミリー』という題名のシリーズとなった。

なにせ我が国では、2004年に国書刊行会が刊行した『チャールズ・アダムスのマザー・グース』が
出ているのみで(これはミステリー作家の山口雅也が翻訳している)、識る人が少ないのも宜なるかなの状況が続いていたが、昨年10月に河出書房新社から、遂に二冊目の日本語版チャールズ・アダムス本が刊行された。これが『アダムス・ファミリー全集』である。
未発表作を含む計200点以上の作品と、更にアダムス本人のキャラクター解説の邦訳まで入っていて、これを買わなきゃ、ブラック・ユーモア&ゴシック・ホラーファンじゃない、とばかりに当方が飛びついたのは申すまでもなく、その手のファンの方に超お勧めの一冊でもある。

ひとコマ漫画で英語のみでは意味を計りかねるジョークもあり、邦訳は嬉しい。これを機会に『アダムス・ファミリー』以外の作品も邦訳を出してくれないかなぁ。

河出書房新社『アダムス・ファミリー全集』紹介サイト
Charles Addams Foundation
Golden Age ComicBook Stories/Charles Addams

その他、チャールズ・アダムス作品を紹介しているサイトは数多いので、是非、Googleで、Charles Addamsで画像検索して頂きたい。

当サイト2010年6月の"ティム・バートンが関わるコミックの映画化は"の記事中にも『アダムス・ファミリー』に触れているが、ここでのティム・バートンが『アダムス・ファミリー』のストップモーション・アニメのディレクターにオファーされているとの情報は、あくまで当時の情報の掲載なので…、参考としてご覧いただきたい。


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