Atist Pickup (ヤコブ・ローサルスキーとボードゲーム"Scythe")

2018年04月24日 00:50

ポーランドのコンセプトアーティストであり、イラストレーターでもある ヤコブ・ローサルスキー(Jakub Rozalski)。実は2014年11月の "NET上で鑑賞出来るSF系ショート作品" 中で一度紹介しているアーティストである。
この人がビジュアル・アーティストとして関わり、世界中で数々の賞を受賞したゲームがある。
日本ではアークライトという会社から 「サイズ - 大鎌戦役 - 完全日本語版」として昨年末に、その後、今年3月に 「サイズ - 大鎌戦役 - 拡張 彼方よりの侵攻 完全日本語版」が発売されている。

scythe_jp

…という訳で、この機会に、ヤコブ・ローサルスキー(Jakub Rozalski)を再紹介。
古典的な絵画とSFの要素を組み合わせるというスタイルを開発し、1920年代の世界に並外れた巨大な機械や神話世界やファンタジーを融合させたコンセプトで、いまや世界中から注目されているポーランド人アーティスト。現在までの作品群は下のリンクから御覧いただきたい。

既に「The Ancients VR」という新しいプレイステーションVRゲームの制作に参加、そのコンセプト・アートを制作済みで、これは、極北の古代人と巨大な神との戦いの物語になる。

ancients

ArtStation - Jakub Rozalski       ◎Jakub Rozalski Artstation
Magazine ARTSTATION Jakub Rozalski       ◎CFYE Magazine Jakub Rozalski
Jakub Rozalski FaceBook       ◎The Ancients VR FaceBook

14年振りの原尞、沢崎シリーズ最新作「それまでの明日」

2018年03月07日 19:45


1988年発表の原尞氏の正統派ハードボイルド小説、私立探偵、沢崎シリーズの第一作「そして夜は甦る」から、長編4作、短編集1作の計5作品を発表後、14年振りとなる新作が3月1日に発売された。‥シリーズとは言え、前作の「愚か者死すべし」の発表に9年間のブランクがあったので、もう新作は出ないものと諦めていたファンとしては、この出版は望外の喜びだった。

30年の作家生活で、この発表数は本人も「われながら困惑するほどの遅筆」と言っているが、今回の新作発表で、根強いファンの多さが確認され、ご同慶の至りである。
レイモンド・チャンドラーの作品に影響を強く受けた文体。執筆前はジャズ・ピアニストだった事から、物語の通底に常にジャズが流れている感覚が漂い、日本のハードボイルド小説作家として貴重な存在と言える。

で、読了後…、う~む、帯の惹句に書かれた"チャンドラーの『長いお別れ』に比肩する渾身の一作"は、ちと持ち上げすぎの感、無きにしも非ずだが、久しぶりの探偵沢崎との再会を楽しませてもらった。
「長いお別れ」或いは「ロング・グッドバイ」を引き合いに出すと、どうしても今回の話は、小さく纏まり過ぎている感あり。

未だにスマホはおろか、携帯も持たず、インターネットもせず、世の中の嫌煙ブームを嫌うがごとく、ひたすら喫煙シーンがある。まさに時代が変わっても変わらない男、沢崎であるが、小説内でも相変わらず、下の名前は明かされていない。
次回あたりで多少は変わるのかとは思うが、また10年近く待たされる事のないように願っておく。

SF小説「全滅領域」と映画『アナイアレイション』

2018年01月23日 00:17

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ジェフ・ヴァンダミアという作家の"サザーン・リサーチ"という三部作のシリーズがあって、「全滅領域」に始まり「監視機構」と続き「世界受容」で完結するSF小説で、これが結構面白い。

地上に突如出現した〈エリアX〉と名付けられた謎の領域、そこでは生態系が異様な変化を遂げ、拡大を続けていた。…その境界に触れた瞬間、あらゆる物体は消滅し、誰も近づけなかったが、ある日、入口が発見され、調査隊が派遣されたが、次々と全滅、11次におよぶ調査隊が派遣されるも、無事に生還できた隊は存在しなかった。

ここに新たに女性だけの調査隊が派遣されるところから物語が始まるのだが、その中の生物学者の女性の一人称で第一部「全滅領域」は始まる(二部三部では、この手法が変わる)。
この生物学者の主人公にナタリー・ポートマンがキャスティングされ、映画化されたのが『アナイアレイション』で、監督が「エクス・マキナ」のアレックス・ガーランドである。

米英合作で今年2月に全米公開され、日本公開も決まっているが(公開日未定)、楽しみな作品だ。…小説と違い一話完結になるらしい。
多少ネタばれになるが、エリアX内の生物は(動植物はおろか人間まで)その一部はコピーである。この複製を作った正体について知りたければ、原作を読むか、映画の公開まで待つしかないが、ラヴクラフトのクトゥルフ神話のような趣きもあるホラー系のSFなので、当方も含め、その手がお好きなら期待していいと思う、

『 Annihilation/アナイアレイション』英語版テスター・トレイラー(YouTube)

Atist Pickup ジャン=バティスト・モンジェ

2017年12月05日 18:35

ジャン=バティスト・モンジェ(Jean-Baptiste Monge)、1971年、フランスの西部の都市ナント生まれ、フランスのファンタジー作家でイラストレーターで、現在はモントリオールに在住。
イラストレーターとして活躍しながら、コンセプトアート、ビジュアルアート、キャラデザイン等も手がける。

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ゴブリンやケルトの妖精を描く事が多いが、ウォルト・ディズニーやソニー・ピクチャーズ・アニメーションの仕事も手がけ、自身の出版社も持ち、数多くの書籍を出している。
代表作として「CELTIC FAERIES(セルティック・ファイヤーズ)」が知られている。これはケルトの神話の民間伝承に基づいて描かれた全144ページのフルカラーのイラスト本になる。



Official Site Jean-Baptiste Monge。    ◎書籍「CELTIC FAERIES」紹介ページ
ArtStation - Jean-Baptiste Monge。    ◎FaceBook Jean-Baptiste Monge ページ

Atist Pickup アシュリー・ウッド

2017年09月30日 00:11

アシュリー・ウッド(Ashley Wood)、1971年オーストラリア生まれ、ジャッジ・ドレッド等のキャラクターを手がけ、イギリスのコミック業界で作品を発表し、その後アメリカに渡り、マーベルやDCコミックス等の会社で働きながら作品を発表。
トッド・マクファーレンの"スポーン"の為のグラフィック・ノベルやカバーアートを手がけ、コナミで小島秀夫と一緒に"メタルギアソリッド"の制作に関わり、日本でのファンも多い。
そのアートワークは油彩とデジタルを融合させた作品から、フィギュアのパッケージ画、ペン画と多岐に渡り、クール且つ、ユーモア且つ、迫力がありながらチャーミングな作品が多い。

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2004年にオーストラリアで7174 PTY LTDを設立、エンターテインメント企業として、コミックス、映画、玩具、TVゲーム業界向けのエンターテイメント施設の開発に積極的に取り組み、数々の賞にノミネートされ受賞も多く、出版した書籍、アートブックは多岐に渡る。
クリス・ライオールによる「Zombies Vs Robots」の挿絵や、「World War Robot」の画集が有名で、この二作は「ゾンビvsロボット」 「ワールド・ウォー・ロボット」のタイトルでパイインターナショナル社から日本語訳の単行本も出ていて、同社からは、その他に「アシュレイ・ウッド画集 Zawa-zawa」も販売されている。

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Ashley Wood Official website。    ◎Ashley Wood Instagram Page
Pinterest「Wood」画像。    ◎Pinterest「Ashley Wood」画像


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