Artist Pickup:Dave Mckean/デイブ・マッキーンと映画「ミラー・マスク」

2019年09月26日 08:19

「バットマン アーカム・アサイラム」(Batman Arkham Asylum)から話を始めるが、どうやらゲームで知れ渡っているタイトルらしいが、ゲームソフトに関しては寡聞にして知らない。
当方が取り上げるのはアメコミの名著と言われるグラフィックノベルで、グラント・モリソンがストーリーを担当した作品、これにイラストを担当したのが今回取り上げるデイブ・マッキーン(Dave Mckean)である。

もう8年も前になるが本ブログで"アメコミ作家グラント・モリソンの『恐竜対エイリアン』"というのをこちらに載せているので参考にして頂きたい。
(ちなみにここで紹介している「恐竜対エイリアン」の企画はポシャってます)

デイブ・マッキーンの話に戻すと、"Arkham Asylum"の装画は今見ても素晴らしく、偏執且つ病的な刺激の極致にある画の凄さを堪能出来るグラフィックノベル作品です。
(その一端はこちらこちらからもご覧頂けます)

…何で今頃、デイブ・マッキーンを取り上げたかというと、彼の撮った映画が何作品かあって、そのうち唯一(だと思う)日本版がリリースされていた『ミラーマスク』(原題:Mirror Mask)がAmazonビデオで低価格でレンタルされているのを、偶然見つけた為(こちらです)。

この作品、2005年制作になるファンタジー、原作は「コララインとボタンの魔女」のニール・ゲイマンで、彼の「サンドマン」もデイブ・マッキーンが装画を担当している。

いやー、しかし駄目でしたね、もっと狂った世界観が観られるかと思っていたんだけど、意外にまともなファンタジーで、造形的には面白いモノが出てはくるんだが、なにしろ物語が全然面白くない、個人の感性だけで築き上げられる絵画の世界と違い、何人もの手が加わる映画の世界ではマッキーンも自由奔放には行かなかった感がある、残念。

Dave Mckean Official Site

Artist Pickup William Stout ウィリアム・スタウト

2019年09月02日 08:18

William Stout、1949年9月の産まれだから今月で丁度70歳になるアメリカのファンタジーアーティスト、イラストレーター。
コミックブックやグラフィックノベルのイラストレーターとして出発し、1977年にラルフ・バクシーの映画「ウィザード」のための映画ポスターを描き、以後、彼は120以上の映画の広告にプロダクションデザイナーとして関わってきている。
その取り組みは多岐にわたり、コナン映画、ロジャー・コーマン、ILM、ギルレモ・デル・トロ、クリストファー・ノーラン、フランクダラボン、スティーブンキング等の作品に協力している。

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ウィリアム・スタウトはまた、古生物学を専門とするイラストレーターとしても名を知られ、彼の恐竜を描いた作品は、スミソニアン協会、大英博物館、ロイヤルオンタリオ博物館、アメリカ自然史博物館等に納められていて、全米各地での展覧会や、出版物も多い。
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The Worlds of William Stout
pinterest.William Stout
Artist William Stout Discusses his Work(Youtube)

Artist Pickup ブライアン・ケシンガーのスターウォーズコミック

2019年08月19日 08:21

ブライアン・ケジンガー(Brian Kesinger)、16年以上ウォルトディズニースタジオで働いていたイラストレーター、作家、アニメーターで、1996年に18歳でディズニースタジオ史上最年少のアニメーターになっている人気、実力ともにトップクラスのアーティストである。

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作品では「Tea Girls」なる、お茶の染みの洗浄を使用し、インクや水彩画に仕上げたスチームパンク風の作品や、独立した若い女性のビクトリア・プリスモールと、友人、執事、ペットである彼女の住み込みのタコのオットーを描いた作品がある。

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しかし、彼の作品中のお勧めはスターウォーズのキャラクターに、ビル・ワッターソンによる新聞連載漫画「カルビンとホッブス」のスタイルを加えたコミック作品群にある。
Disney Illustrator Combines Star Wars And Calvin & Hobbes, And The Result Is Adorable
Star Wars and Calvin & Hobbes is the perfect combination in these fantastic cartoons
pinterest Brian Kesinger: Star Wars Comics

Artist Pickup Frank Oz フランク・オズ

2019年07月08日 08:24

前回、特殊メイクアーティストとしてリック・ベイカーを取り上げたが、もう一人、どうしても書いておきたいアーティストがいる。
パペット造形士であり、映画監督・プロデューサー・俳優・声優でもあるフランク・オズ(Frank Oz)である。…1944年産まれで現在75歳、「スター・ウォーズ」のヨーダのパペット操作を担当し、その声もあてている事で知られている

80年代にジム・ヘンソン監督と共同で「セサミストリート」や「ダーククリスタル」でアニマトロニクスによるパペット操作に参加し、その仕事で名が知られる事になる。
なお、「ダーククリスタル」はNetflixで新たに「ダーククリスタル: エイジ・オブ・レジスタンス」が制作されているが、フランク・オズは参加していない。

オズの監督作で当方の一押しは「リトルショップ・オブ・ホラーズ」だが、これは過去に取り上げているので良ければ参照あれ、「リトルショップ・オブ・ホラーズ」86年F・オズ版

パペットを動かせたら一級だが、映画監督としては「ステップフォード・ワイフ」等、ちと変わった映画を撮っていて、お勧め出来るほどではないのが残念だが、上記の「リトルショップ・オブ・ホラーズ」以外では。2001年にロバート・デ・ニーロ、エドワード・ノートン、マーロン・ブランド等をキャスティングして撮った「スコア」が次のお勧めで、なんとこれはフランク・オズにしては珍しいクライム・サスペンスである。

いわゆる泥棒モノのサスペンスとして良く出来ていて楽しめる、 ジュールス・ダッシンの名作「トプカピ」と双璧をなす面白さでお勧めです。

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Artist Pickup Rick Baker リック・ベイカー

2019年07月04日 08:21

前回のピックアップが、アメコミ・アニメ・イラスト関係のアーティストからは離れて、美術の領域からチョイスしたが、今回は映画関係から、特殊メイクアーティストのチョイスとなる、リック・ベイカー(Rick Baker)。
…日本人特殊メイクアップ・アーティストとして、「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」でアカデミー賞を受賞した辻一弘が渡米後、所属した工房がリック・ベイカーのスタジオだった。

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1950年産まれ現在68歳、メイクアップアーティストであるディック・スミスに弟子入りし、「エクソシスト」等に参加している。
1982年に新設されたアカデミーメイクアップ賞を「狼男アメリカン」で受賞。以来、「スター・ウォーズ」「メン・イン・ブラック」「スリラー」「ヘルボーイ」とメイクアップに参加した作品は多岐にわたる。





Monsters and Makeup Effects with Rick Baker。    ◎Rick Baker Twitter


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