話題沸騰ホラー映画『ヘレディタリー』米国6月公開、日本公開は?

2018年05月22日 00:22

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今年1月サンダンス映画祭、ミッドナイト部門で公開されたホラー映画が話題になっている。『ヘレディタリー』(原題:Hereditary/遺伝性)。
最近何かと注目されている、A24というエンターティメント配給会社が、今年初めて発表した作品で、アリ・アスターという監督の長編デビュー作で、トニー・コレット、アレックス・ウォルフ、ガブリエル・バーン等が出演する2時間6分の作品。

これが映画祭で公開されるや、「怖すぎる」「ホラー映画の傑作」「新世代のエクソシスト」と評判になり、6月の米国公開を前に、予告編の第一弾が公開された。…但し、現在のところ、日本公開の予定は未だ決まっていない。

この予告編を観ても、いまいち内容が把握しづらいのだが、紹介されているストーリーを要約してみる。

グレアム家の長老エレンが亡くなり、その娘は、自分たちの祖先の謎めいた、恐ろしい秘密を解明し始めようとするが、10代の孫娘が奇妙な運命を受け継いでいることに気付く。
やがて、真相が明らかになるにつれ、自分たちが代々受け継いでいる恐ろしい運命を知り、それから逃れようと、もがき始めるのだが‥。

家族の悲劇を不気味で深い不安に変え、悪夢のビジョンを解き放つ傑作と評されているようだが、この予告編だけでは、詳細が不明で、ただただ孫娘の不気味さが印象に残る。
ともあれ、早めの日本公開を期待したい最近の一本、

A24 『Hereditary』オフィシャルサイト

DVD 『盗聴者』 鑑賞/雑感

2017年10月19日 00:01

『盗聴者』(原題:La mecanique de l'ombre)、日本では劇場公開はされず、WOWOWがジャパンプレミアした2016年のベルギー/フランス映画。

新人と思われるトマス・クライトフという監督の作品だが、主演が「最強のふたり」のフランソワ・クリュゼなので、観客の呼び込みが格別難しい作品とは思えないが、やはり可成り、地味目の作品で劇場公開見送りは納得の出来だった。

内容は、巻き込まれ型のクライム・サスペンスで、そこそこ見せる展開になっていて退屈はしないのだが。
…真面目で平凡な中年の主人公が保険会社の職を失うところから物語が始まる。その後、突然の電話で、謎の企業からのオファーを告げられる。それは膨大な量の盗聴記録のテープを文書に起こす作業だった。

秘密厳守の上、数々の制約が課せられた仕事で、やがて盗聴音声の人物が殺害されて事を新聞で知り、自分が何やら巨大な陰謀に巻き込まれた事を主人公が知るのだが‥。
ぞの依頼人が「デジタルは信用出来ない、私は文字を目で見て記憶する」との説明がある事はあるが、今時、カセットテープからタイプライターでの紙の文章起こしとは、アナログ過ぎて、設定がいまいち乗れない。

まあ、見所としては、真面目過ぎる主人公が、その性格と、失業中ゆえの弱みから、ズルズルと陰謀に巻き込まれていく展開をサスペンスとして楽しめるか、否かで評価が違ってくる作品。

『盗聴者』紹介 WOWOWサイト。   ◎『盗聴者』予告編 Youtubeサイト

『78/52:ヒッチコックのシャワーシーン』というドキュメンタリ-

2017年09月05日 00:10

『78/52: HITCHCOCK’S SHOWER SCENE』と言うドキュメンタリ-作品が、今年の10月13日に公開される予定で、その予告編が公開された。…但しアメリカでの話で、日本公開されるかどうかは未定。

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監督はアレクサンドル・O. フィリップ(Alexandre O. Philippe)という、どちらかというとドキュメンタリー系の監督なのだが、撮る作品が一風変わっている。

日本でも公開され、DVDも発売されている「ザ・ピープルVSジョージ・ルーカス」なるドキュメンタリー/コメディー映画を始め、「Doc of the Dead」というゾンビ映画のドキュメンタリー。「The Life and Times of Paul the Psychic Octopus」なる、嘗てのサッカーワールドカップで予言する蛸として世界的に有名になった"パウル"を追ったドキュメンタリー等を撮っている監督である。
何かおふざけ系の範疇に居るような監督に思えるが、実は些末な事を大真面目に追いかけている監督で、本作は今年カナダで開催された"ファンタジア国際映画祭"でも上映されている。

"78のショットと52のカットが映画の歴史を永遠に変えた"とのキャプションが予告編中にあるように、アルフレッド・ヒッチコックの「サイコ」のシャワーシーンをフレームごとに分解してみせ、ヒッチの技巧を解剖しているらしく、ギレモ・デル・トロ、ジェイミー・リー・カーティス、ピーター・ボグダノビッチ等の監督や、評論家、ファンの援助を受け、アレクサンドル・O. フィリップはこの映画を完成させたとの事である。

‥日本での劇場公開は望み薄ではあるが、せめてDVDでのリリースは実現して欲しい。

IFCフイルム内 オフィシャルサイト
YouTube 「8/52:Hitchcock's Shower Scene」 Official Trailer

ハードボイルド&ミステリー名作映画化作品-2 『大いなる眠り』

2017年06月22日 00:05

前回と同じくチャンドラーのフィリップ・マーロウシリーズ、『大いなる眠り』(原題:The Big Sleep)。…これ「さらば愛しき女よ」と同日に復刻シネマライブラリーがDVDをリリースしてくれた作品。
「さらば愛しき女よ」の後で監督がマイケル・ウィナーに変わって撮られているが、マーロウ役は ロバート・ミッチャムが続投。

原作は創元文庫から双葉十三郎の邦訳で出ていたが、2012年に村上春樹の訳でハヤカワからも出ている。映画化はハワード・ホークスがハンフリー・ボガートを主演に「三つ数えろ」 の邦題で公開され、この作品は二度目の映画化となる。

これは原作も、この映画も当方は初見。…劇場未公開で、観たいと思った時にはDVDが出ておらず、VHSしかなかったが、既にVHS機器は処分した後。

鑑賞にあたり「さらば愛しき女よ」の出来がいいので、こちらは二番煎じなんじゃないのか、と危惧しながら再生。
まず、舞台がイギリスに設定されているのが、何だかなぁと思えるし、スーツ姿が決まっていて、前作のチョッとうらぶれた感がないのも気になる。
原作の物語はスト-リーが込み入っていて、それをかなり忠実に映画化しているらしいが、兎も角、人間関係が複雑で判り難い。

まぁ不満はあるが、ミッチャムのマーロウを再び観れただけでも満足。そして何より懐かしのスター達が大挙して出ている。ジェームズ・スチュワート、ジョン・ミルズ、サラ・マイルズ、オリバー・リード、エドワード・フォックス等。…それだけでも観る価値は充分にある。

DVD 『モーガン プロトタイプ L-9』 鑑賞/雑感

2017年04月08日 00:01

プロデュースがリドリー・スコット、監督は彼の息子でルーク・スコットによるSFスリラー作品、『モーガン プロトタイプ L-9』(原題:Morgan)。

リドリー・スコットの長男ジェイク・スコットと長女のジョーダン・スコットは既に監督デビューを果たしているが、ルーク・スコットは短編「LOOM」を撮っていたが、長編デビューはこれが初めてとなる。「LOOM」は20分の短編で、YouTubeのこちらで鑑賞可能。
これだけ観ると父親譲りの映像感覚の持ち主かもと思われたのだが…。

何でしょう、この長編デビュー作のつまらなさは。まぁ名監督の子供達といえども大した作品を撮っていないので、ルーク・スコットも例外ではなかった、って事かも知れないが…。
兎も角、目新しさが一つもないセス・W.オーウェンのシナリオが駄目で、映像も面白みがない。

この落ちって、観ていて殆どの人間が、"ハハァ"と気づき、ラストは、あぁ矢張りね、と言う感想しか持たない、…物語の落ちにも斬新さがないって作品でした。

主演は「オデッセイ」のケイト・マーラ、共演陣はポール・ジアマッティ、最近では「奇跡がくれた数式」にも出ていたトビー・ジョーンズ、"モーガン"を演じているのはアニャ・テイラー=ジョイなる新人女優で、M・ナイト・シャマランの新作「スプリット」にも出ているようです。

『モーガン プロトタイプ L-9』日本語オフィシャルサイト


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