ゴールデン・ウィーク中、更新をお休みします。

2017年04月29日 08:40

都合により、4月29日~5月9日間、本ページの更新はお休みになります。
宜しくお願いします。

ポール・ヴァーホーヴェン『エル ELLE』8月日本公開及びフランス映画祭で上映。

2017年04月27日 00:06

elle_japan

ポール・ヴァーホーヴェン、オランダの監督で現在78歳。当方の好きな監督でもある。
オランダでの監督時代は、ルトガー・ハウアーとのコンビで何本か作品を撮っていたが、1980年代にハリウッドに渡り、「ロボコップ」を撮って一躍、世界的に注目を浴びる監督になった。
その後、「トータル・リコール」「氷の微笑 」「スターシップ・トゥルーパーズ」等のヒット作を次々と撮って、一躍、注目の監督となったが、「ショーガール」や「インビジブル」が批評家から低い評価を受け、興行的な失敗もあって、オランダに戻った。

その後、「ブラックブック」の発表が2006年、その後の「ポール・ヴァーホーヴェン/トリック」が2012年と徐々に製作間隔が長くなったが、昨年2016年に『エル ELLE』(原題:Elle)を発表。これが各国から物凄い数の映画賞を与えられる事になった。

「ポール・ヴァーホーヴェン/トリック」の時は、日本では映画祭のみの上映で、正式の劇場公開は無く、後にDVDがダイレクト・リリースされた経緯があったので、本作の公開もやや心配ではあったが、何と8月に劇場公開が決定し、6月に"フランス映画祭2017"でも公開される事が決定した。

…ゲーム会社で経営者をしているミシェルは、ある日謎の男にレイプされてしまう。周りの人には悟られないよう平静を保っているが、段々ミシェルの心の奥に眠るトラウマが彼女を支配し‥。
ミステリーでもあるが、コメディでもあると言う作品らしく、一部では昔のヴァーホーヴェンらしい変態性を秘め、且つ暴力的な映画であると云われている。…まぁ、そんな、こんなで、早く観たいがチト心配でもありながら期待もしている。

『エル ELLE』日本語オフィシャルサイト。    ◎フランス映画祭2017オフィシャルサイト

日本公開予定作品『メッセージ』『夜に生きる』『LOGAN ローガン』

2017年04月25日 00:02

arrival_others

『メッセージ』(原題:Arrival)  5月19日(金)TOHOシネマズ新宿他。
テッド・チャンのSF短編小説「あなたの人生の物語」(同題のハヤカワ文庫刊行の中からの一編)。
読んだのは10年以上前になるが、映画化を考えるような作品ではないので、この企画を知った時は少々驚いた。…女性言語学者が、地球を訪れたエイリアンとのコンタクトを担当、異なる言語を理解していく過程の描写に終始する物語。
監督はドゥニ・ビルヌーブ、出演陣はエイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカー等。
『メッセージ』日本語オフィシャルサイト

『夜に生きる』(原題:Live by Night)  5月20日(土)全国公開。
こちらもハヤカワ文庫から出ているデニス ルヘインの小説の映画化。 禁酒法時代のボストンを舞台にしたノワール小説、監督は「ゴーン・ベイビー・ゴーン」でもルヘインの原作を映画化したベン・アフレック、共演にエル・ファニング、ブレンダン・グリーソン等。
厳格な家庭に育った主人公が、警官幹部である父に反発し、ギャングの世界に足を踏み入れていくが、ある日、強盗に入った賭博場で、対立組織のボスの娼婦と出逢う…。
『夜に生きる』日本語オフィシャルサイト

『LOGAN ローガン』(原題:Logan)  6月1日(木)TOHOシネマズ日劇他。
「X-メン」シリーズのキャラクター"ウルヴァリン"を主人公としたスピンオフの三作品目、主演は勿論ヒュー・ジャックマンで。プロフェッサーX役のパトリック・スチュワートも出演する。
舞台は、2024年のメキシコ国境付近。治癒能力が弱まったローガンと、アルツハイマーで記憶が薄れていくプロフェッサーが、一人の少女を守るために命をかけた壮絶な戦いに身を投じる。
『LOGAN ローガン』日本語オフィシャルサイト

DVD 『ある天文学者の恋文』 鑑賞/雑感

2017年04月22日 00:01

「鑑定士と顔のない依頼人」のジュゼッペ・トルナトーレ監督作品で、昨年9月に日本公開された作品、『ある天文学者の恋文』(原題:La corrispondenza)。

主演は、最近では「奇跡がくれた数式」や、少し前の「リスボンに誘われて」に主演していたジェレミー・アイアンズ、個人的には「ダイ・ハード3」の悪役が印象深いのだが、近年は学者や教授役等の渋い役どころが多い。
共演が「007 慰めの報酬」のオルガ・キュリレンコ、音楽がエンニオ・モリコーネという顔触れのミステリー仕立てのドラマである。

天文学者と、その教え子の物語で、恋人同士だった教え子の元に学者の死後、彼からメール、手紙、プレゼント等が次々と届くようになる。彼女は、その謎を解く為に、彼が暮らしていた街を訪れる。そこで彼女が知った事実とは…。

結論から言うと、面白い作品ではなかった。ミステリー仕立てではあるが、前作の「鑑定士と顔のない依頼人」のような、鮮やかな物語の展開がなく、極めて退屈な作品であった。
学者の死後に届くメールや手紙に、時間差の絡んだ謎ときの面白さを出したかったとしても、少々考えれば、こうすれば可能だとは、誰でも思いつく…。

何よりも、この教授のやり方に、当方は一切感情移入が出来なかったのが、楽しめなかった最大の原因で、ひたすらオルガ・キュリレンコの表情や姿態を美しく追いかけるだけの監督の演出にもついて行けなかった。
‥それにしても、あの黒い犬は何だったんでしょう。

『ある天文学者の恋文』日本語オフィシャルサイト

スティーヴン・キング版「眠れる森の美女」?

2017年04月20日 00:58

表題のままで、最初、ニュースを見た時「エッ?」と思ったんだが…。
本年9月にアメリカの出版社チャールズ・スクリブナーズ・サンズ(Charles Scribner's Sons)社から刊行予定の「Sleeping Beautys」の話。
スティーブン・キングと息子のオーウェン・キングの共著で、"スリーピング・ビューティ"って、あの"眠れる森の美女"かと思ったら、"スリーピング・ビューティズ"だった。

キングの息子と言えば、映画化された「ホーンズ 容疑者と告白の角」のジョー・ヒルが思い浮かぶが、オーウェンは、その弟で、父や兄と同様に作家である。このオーウェンがアイデアとシノプシスを思いつき、一度発表された小説を、父のスティーブン・キングとのコラボレーションという形で再構成して出したものらしい。

それほど遠くない未来、北米アパラチアの女性刑務所を舞台に、女性が眠りに落ちた時、起こる現象と、女性が男性の世界から姿を消した場合、何が起こるか?、と言う物語。

sleeping_beauties_book

ちなみにこの作品の映画化は未定だが、キング作品は必ずと言って良い位、映像化されているので,本作品も例外ではないだろう。

最近の映像化されたキング作品では、ケネディ暗殺事件とタイムトラベルを扱った「11/22/63」がDVD発売されたが、TVドラマであり、原作との違いを色々指摘されているので鑑賞はする気無し。
7月に日本発売される「セル」は、そもそも原作が面白くないので期待出来ない。

キングの最高傑作と言われている「IT」が、再度映像化されているようだが、昔、TV映画化された作品が酷かった記憶があり、今回の映画化は「MAMA」のアンディ・ムスキエティ監督なんで、多少期待はしている。予告編の出来も悪くないようだし…。

DVD 『高慢と偏見とゾンビ』 鑑賞/雑感

2017年04月18日 00:13

18世紀イギリスの女流作家ジェーン・オースティンの"高慢と偏見"(Pride and Prejudice)は、当時の英国の片田舎が舞台の恋愛小説で、傑作の評価で、過去に何度となく映像化されている。最近では2005年にキーラ・ナイトレイの主演、ジョー・ライトの監督で映画化されたが、この時の邦題は「プライドと偏見」となっている。

パロディ作品もいくつか有り、セス・グレアム=スミスの原作(二見文庫から邦訳も出ている)を映画化したのが、この作品『高慢と偏見とゾンビ』(原題:Pride and Prejudice and Zombies)。
セス・グレアム=スミスって、この手のパロディが好きらしく、「リンカーン/秘密の書」の原作も彼である。

で、本作品の感想、‥もっと、おちゃらけてるのかと思ったら、意外と真面目に作っていたので、悪くはない印象だが、エンタテイメントとしてはかなり物足りない。
古典的なコスチュームで、ドレスアップして、ガーターベルトに短剣を差し、武器の銃で、ゾンビの脳味噌を躊躇なく破壊とか、絵として悪くないんだが、全体の中で、そう言うシーンは少なめ。
物語の中の恋愛要素はもっと省いてもいいから、もっとぶっ飛んだシーンが観たかった、…残念。

…尚、P・D・ジェイムズが「高慢と偏見、そして殺人」という原典のその後となるミステリーを書いていて、ハヤカワから邦訳も出ていて、TVドラマで映像化もされているが日本語版は未発売。

『高慢と偏見とゾンビ』日本語オフィシャルサイト

日本公開『パーソナル・ショッパー』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』

2017年04月15日 00:06

personalshopper_others

『パーソナル・ショッパー』(原題:Personal Shopper)  5月12日(金)TOHOシネマズ新宿他。
監督、脚本はフランスのベテラン、リヴィエ・アサヤス、主演は「トワイライト」シリーズのクリステン・スチュワート。第69回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞を受賞しているサイコスリラー作品。
セレブに代わり服やアクセサリーの買い物を代行する"パーソナル・ショッパー"として働く女性を主人公に、不可解な出来事が起き始める。
『パーソナル・ショッパー』日本語オフィシャルサイト

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』(原題:Guardians of the Galaxy Vol. 2)  5月12日(金)TOHOシネマズ渋谷他。
マーベル・コミック作品を、マーベル・スタジオが映画化したスペース・オペラ・シリーズの第2弾。監督・脚本も前作と同じジェームズ・ガンで、クリス・プラットやゾーイ・サルダナ等の出演陣、及び、 ヴィン・ディーゼルやブラッドリー・クーパーの声の出演陣も前作に同じ。
新たにカート・ラッセルやシルベスター・スタローンが特別参戦。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』日本語オフィシャルサイト

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(原題:Manchester by the Sea)  5月13日(土)シネスィッチ銀座他。
監督はケネス・ロナーガン、主演はケイシー・アフレックによるヒューマンドラマ。プロデューサーとしてマット・デイモンも参加している。…ケイシー・アフレックは今年のアカデミー賞の主演男優賞を、監督のケネス・ロナーガンは同じく脚本賞を受賞している。
ボストン郊外で暮らす便利屋の主人公が、兄が亡くなったのを機に帰郷、16歳の甥の世話をしつつ自身が抱える過去のトラウマと向き合う。
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』日本語オフィシャルサイト

DVD 『涙するまで、生きる』 鑑賞/雑感

2017年04月13日 01:04

主演は「イースタン・プロミス」のヴィゴ・モーテンセン、監督はフランス生まれで、短編映画で数々の受賞履歴をもつダヴィド・オールホッフェン、原作はアルベール・カミュの短編集「転落・追放と王国」の中の一編「客」。
『涙するまで、生きる』(原題:Loin des hommes)。

物語の舞台は1954年のアルジェリア、元軍人の教師が、殺人の容疑をかけられたアラブ人を裁判にかけるため、山を越えた町に送り届けるよう憲兵から命じられるが、…その途中、二人は、復讐のためアラブ人の命を狙う者たちからの襲撃や、反乱軍の争いに巻き込まれる等の危険を乗り越えて、友情さえ芽生え始めるが…。

まぁ、作品として地味だし、重くもあるし、会話も少なく、邦題が意味不明と言う、恐ろしく取っつきの悪い作品なんで、勧めるのは憚るんだが、いい映画に仕上がっていて、ヴィゴ・モーテンセンのファンの方は勿論、ファンでない方も、観て損のない佳作です。

ロードムービーの赴きで、行く先々で敵や味方と遭遇し、戦いに巻き込まれていくが、実はたった二日間の物語の中で、人種や国を超越した人と人の繋がりと、その静謐な美しさを描いて見せる作品。

アルベ-ル・カミュも、母親がスペイン人で、アルジェリア生まれで、フランス人でもアルジェリア人でもないという境遇が、この作品の主人公に反映されているとの事だが、この主人公を演じるヴィゴ・モーテンセンにとっては「ヒストリー・オブ・バイオレンス」や「イースタン・プロミス」に次ぐ、彼の代表作品になっている。

『涙するまで、生きる』日本語オフィシャルサイト

DVD 『ジェーン』 鑑賞/雑感

2017年04月11日 00:01

ナタリー・ポートマンが主演・製作を務めた西部劇、主人公をポートマンが演じ、ユアン・マクレガーが敵役という設定の『ジェーン』(原題:Jane Got a Gun)。

監督は「ウォーリアー」「ザ・コンサルタント」のギャヴィン・オコナー、その他の共演者にジョエル・エドガートン、ノア・エメリッヒ等。
ナタリー・ポートマンの主演以外は、キャスティングやスタッフが二転三転し、結局「スター・ウォーズ」シリーズで共演したポートマンとマクレガーに落ち着いた。

南北戦争直後のニューメキシコを舞台に、夫を悪名高い男に撃たれ、重傷を負った夫と娘を守る為に、元恋人だった南北戦争の英雄の男に助けを求める…と言う、女性が主人公のウェスタン。

アメリカでの批評家レヴューや支持率は芳しくなかったようだが、それほど悪くはない。
但し、物語は本格西部劇風ではあるが、主人公の彼女と二人の男の過去の回想シーンは殆ど恋愛映画である。

これが「ウォーリアー」を撮ったギャヴィン・オコナーの作品かと思うと、終わり方も含め、どうしても、緩い、甘い、と感じるのは、致し方ないだろう

まぁ、そこら辺りを差し引いても、退屈せずに観る事の出来る作品にはなっているが…。

『ジェーン』日本語オフィシャルサイト

DVD 『モーガン プロトタイプ L-9』 鑑賞/雑感

2017年04月08日 00:01

プロデュースがリドリー・スコット、監督は彼の息子でルーク・スコットによるSFスリラー作品、『モーガン プロトタイプ L-9』(原題:Morgan)。

リドリー・スコットの長男ジェイク・スコットと長女のジョーダン・スコットは既に監督デビューを果たしているが、ルーク・スコットは短編「LOOM」を撮っていたが、長編デビューはこれが初めてとなる。「LOOM」は20分の短編で、YouTubeのこちらで鑑賞可能。
これだけ観ると父親譲りの映像感覚の持ち主かもと思われたのだが…。

何でしょう、この長編デビュー作のつまらなさは。まぁ名監督の子供達といえども大した作品を撮っていないので、ルーク・スコットも例外ではなかった、って事かも知れないが…。
兎も角、目新しさが一つもないセス・W.オーウェンのシナリオが駄目で、映像も面白みがない。

この落ちって、観ていて殆どの人間が、"ハハァ"と気づき、ラストは、あぁ矢張りね、と言う感想しか持たない、…物語の落ちにも斬新さがないって作品でした。

主演は「オデッセイ」のケイト・マーラ、共演陣はポール・ジアマッティ、最近では「奇跡がくれた数式」にも出ていたトビー・ジョーンズ、"モーガン"を演じているのはアニャ・テイラー=ジョイなる新人女優で、M・ナイト・シャマランの新作「スプリット」にも出ているようです。

『モーガン プロトタイプ L-9』日本語オフィシャルサイト


最新記事

プライベートリンク

------------------------------------------------------------