"特捜部Q"シリーズの映画についてまとめてみた。

2019年05月27日 08:20

先日載せた 『特捜部Q カルテ番号64』及び、約2年前に載せた『特捜部Q Pからのメッセージ』と、デンマークのユッシ・エーズラ・オールスン原作の映画化作品を取り上げたが、「Pからのメッセージ」の後に未見の作品も鑑賞している。

とりあえず、現在まで出ている、このシリーズの映画化四作品を総て観たので、ちとまとめてみようと思う。

原作は現在までに邦訳の出ている作品が、檻の中の女、キジ殺し、Pからのメッセージ、カルテ番号64、知りすぎたマルコ、吊された少女、自撮りする女たち、以上七作。
このうち映画化日本公開されたのが、檻の中の女、キジ殺し、Pからのメッセージ、カルテ番号64、の四作品。

物語は「檻の中の女」から始まる。捜査の失敗から地下室の未解決事件を専門に扱う「Q」に移動させられたカール警部補が、シリア系の変人アサドと共に、未解決事の再調査に着手する。
「キジ殺し」で女性の新メンバー、ローセが加わり、以後、この変人トリオが調査に取り組む姿が観ていて飽きず、癖になる。

捜査するのは常に過去の事件なので、現在の捜査の進展と過去の映像が、交互に描かれ、解決に向かって行くスタイルなのだが、展開の巧さで、解りずらさは無い、…ミステリー映画好きで、未見の方は是非、ご覧頂きたい。

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日本公開予定作品『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』『アナと世界の終わり』『スノー・ロワイヤル』

2019年05月23日 08:25

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『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(原題:Godzilla: King of the Monsters)  5月31日(金) TOHOシネマズ日比谷他。
アメリカ版のゴジラはローランド・エメリッヒが撮った「GODZILLA」が最初だったが、その形態が不評だった。変わって撮られた「GODZILLA ゴジラ」はレジェンダリー・ピクチャーズが東宝と提携して製作したシリーズ一作目で、二作目の「キングコング: 髑髏島の巨神」に続きこれが三作目となる。
この後四作目となる「Godzilla vs. Kong」まで製作される予定になっている。
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』日本語オフィシャルサイト

『アナと世界の終わり』(原題:Anna and the Apocalypse)  5月31日(金)新宿武蔵野館他。
何やらディズニー・アニメと間違えそうな邦題だが、「アンナと黙示録」という原題の英国のミュージカル映画である。「Zombie Musical」なる短編を元に長編化した作品で、原典はYouTubeのこちらで鑑賞出来る。"青春ゾンビミュージカル"だそうだ。
『アナと世界の終わり』日本語オフィシャルサイト

『スノー・ロワイヤル』(原題:Cold Pursuit)  6月7日(金)TOHOシネマズ日比谷他。
ノルウェー映画「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車」をリーアム・ニーソン主演でリメイクした作品で、監督もオリジナルを手がけたハンス・ペテル・モランドが担当している。
模範市民賞を受賞するほどの真面目な除雪作業員が、一人息子を地元の麻薬組織に殺されてしまい、復讐の為、素手や銃、さらには除雪車で組織の人間を1人また1人と殺していくが、事態は2つのマフィア、さらに警察をも巻き込んだ戦いへ突入する。
『スノー・ロワイヤル』日本語オフィシャルサイト

DVD 『特捜部Q カルテ番号64』 鑑賞/雑感

2019年05月20日 11:30

今年初めに開催された"第8回 未体験ゾーンの映画たち"で上映された「特捜部Q」シリーズの映画化第4弾、『特捜部Q カルテ番号64』(原題:Journal64)。

デンマークの作家、ユッシ・エーズラ・オールスンによる人気ミステリー「特捜部Q」シリーズ中より同名の作品の映画化で、4作シリーズを通して主演となるコンビの二人を演じるのはニコライ・リー・コスとファレス・ファレス。…この二人のコンビは今作が最後という噂もあるのが気がかりではある。

市内のアパートの隠された一室から、3体の遺体が発見される。その部屋の持主と被害者は、かつて少女たちを監禁していた更生施設でつながっていた。
…その施設、スプロー島の女子収容所は、かって不良少女を収容、更生させる施設であり、デンマークに移民として来た他人種の若い娘に、密かに不妊手術を行っている場所でもあった。

寒冷地に住む白人種こそ優生種であり、弱者たる他人種の強制断種を実践すべきという思想を信奉するグループ「寒い冬」とは‥。
ナチのアーリア人優秀思想に基づくユダヤ人排除の思想が、ダブって見える、このグループの生き残りの医師が今回、特捜部Qの敵となる。

しかし、まぁ、相変わらず面白いわ。特に今回は四作品中で一番。
事件の内容は、最近、我が国でも問題視された旧優生保護法問題なので、重い展開になりがちな題材なのだが、デンマークで実際に起きた事件を扱い、過去の歴史批判を含めて、エンタティメント性も絡めて展開する物語から目が離せない。

『特捜部Q カルテ番号64』予告編(YouTube)

Blu-ray 『狩人の夜』 鑑賞/雑感

2019年05月16日 08:27

最初にお断りしておくが、これは60年以上前、1955年のアメリカ映画である。『狩人の夜』(原題:The Night of the Hunter)。

アガサ・クリスティの「検察側の証人」をビリー・ワイルダーが映画化した「情婦」で弁護士役を演じたチャールズ・ロートンが、生涯に一度だけ監督をした作品であり、主演にロバート・ミッチャムを、共演にシェリー・ウインターズを配したサイコ・サスペンス映画である。

名作と言われ、呪われた傑作とも評されたが、観る機会が無く未見の侭だった。…昨年秋にデジタル修復版が発売され、今回ようやく観る事が出来た。
公開当時の評判は、さほどではなかったが、後年、この作品を観て育った映画監督達が、その影響を受けて自作に投影したみせた数の多さで、カルト作品として知られるようになった。

この作品、映画と同名で創元推理文庫から原作が出ているし、ロバート・ミッチャムが演じる、次々と未亡人に近づいて殺して金を奪うニセ牧師という役どころは、実在したモデルがいるらしい。

60年以上前の作品なのだが、物語の展開がスピーディで、多少の古さはあるが気にならずに鑑賞でき、後に数々の映画に影響を与えた部分を推理しながら、観るのも一興かと。

『狩人の夜』日本語オフィシャルサイト

2019.5.12 秋葉原 神田祭

2019年05月13日 08:22

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2019年5月12日(日) 秋葉原は神田祭一色でした。

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TSUKUMO eX.、前

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AKB48劇場、横

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GUNDAM CAFE、前

日本公開予定作品『コレット』『アメリカン・アニマルズ』『ガルヴェストン』

2019年05月09日 08:27

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『コレット』(原題:Colette)  5月17日(金)TOHOシネマズシャンテ他。
主演が「つぐない」「プライドと偏見」のキーラ・ナイトレイ、監督は「アリスのままで」のウォッシュ・ウエストモアランドによる、フランスの女性作家シドニー=ガブリエル・コレットの波乱と情熱に満ちた人生を描いた作品。
片田舎に生まれ育った自由奔放な少女コレットが、いかにしてフランス屈指のベストセラー作家と呼ばれるようになったのか。波乱に満ちた結婚生活や運命を変えた出会い、そして“本当の自分”を見つけるまでの半生が描かれる。
『コレット』日本語オフィシャルサイト

『アメリカン・アニマルズ』(原題:American Animal)  5月17日(金)新宿武蔵野館他。
ドキュメンタリー映画出身のバート・レイトンの脚本監督による作品で、2004年に4人の大学生が時価1200万ドルのビンテージ本強奪を狙った実際の窃盗事件を映画化。
事件を起こした本人たちを劇中に登場させ、ドキュメンタリーとドラマのハイブリットを試み、スタイリッシュな映像でセンセーショナルな作品を誕生させ、各地の映画祭で多くの受賞を得た作品。
『アメリカン・アニマルズ 』日本語オフィシャルサイト

『ガルヴェストン』(原題:Galveston)  5月17日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷他。
ハヤカワ・ミステリから「逃亡のガルヴェストン」の題で邦訳も出ているニック・ピゾラットのMWA賞ノミネート中の傑作ミステリを、フランスの女優メラニー・ロランのメガホンで映画化、エル・ファニングとベン・フォスターの共演。
闇の仕事で生きてきた男が、癌の宣告を受け、ボスの裏切りにあい追われる身になり、娼婦をしていた家出娘と逃避行に出る。
『ガルヴェストン』日本語オフィシャルサイト

DVD 『アンダー・ザ・シルバーレイク』 鑑賞/雑感

2019年05月06日 08:23

「イット・フォローズ」のデビッド・ロバート・ミッチェル監督作で、アンドリュー・ガーフィールドを主演に据えたサスペンススリラー、『アンダー・ザ・シルバーレイク』(原題:Under the Silver Lake)。

「イット・フォローズ」の出來が酷かった(というか、当方には合わなかった)ので観る気は無かったが(その時の感想はこちら)。
前回のクエンティン・タランティーノ絶賛に騙されたのに、性懲りも無く、今回は"アルフレッド・ヒッチコックとデビット・リンチの融合した「ラ・ラ・ランド」"の煽り文句に釣られてみた。

断っておくが、当方ヒッチコックはマニアと言っていいが、リンチはどうでもよくて、「ラ・ラ・ランド」に至っては、途中で放り出した人間である。…だから、これはそういう人間の感想なのでそのつもりでご覧いただきたい。

話はオタク青年が隣人の美女に恋をするも、彼女は突然失踪、その行方を捜す物語なんだが、その捜索の途中に、数々の陰謀めいた出来事に遭遇する。
その主人公が巻き込まれる都市伝説の数々が盛り込まれ過ぎてて収集が付かない、というか、これはハナから話を纏める気がないな、と漠然と解ってくる。

兎も角、鑑賞後、"あれは何だったのか"が多すぎて、観客はナニを見せられているのか理解不能のまま、映画は終わってしまう。

確かに冒頭からヒッチコックが「めまい」で開発した"ドリーズーム"が使われ、何やら「裏窓」めいたシチュエーションで始まり、彼女がプールのフチで片足をあげるショットはマリリン・モンローの遺作となるはずだった「女房は生きていた」からの有名なシーンから取っているのだが…。

個人的に面白かったのは、そこら辺りまでで、以降は「あぁ矢張り、この監督の感性は自分とは合わない」と再確認したにすぎなかった。

『アンダー・ザ・シルバーレイク』日本語オフィシャルサイト

VD 『ミスター・ガラス』 鑑賞/雑感

2019年05月02日 22:59

M・ナイト・シャマラン監督が「スプリット」の後に撮った作品、「スプリット」に付いては、こちら書いているので参考にされたいが、そこで次回作に繋げるエンディングとして用意された意外な結末から、地続きとなる作品、『ミスター・ガラス』(原題:Glass)。

その「スプリット」の落ちは、なんと、「アンブレイカブル」の続編になる、というもので、「スプリット」の続編でもありながら、「アンブレイカブル」の世界観と地続きになるというシャマラン流イリュージョン。

当然「スプリット」も「アンブレイカブル」も観ている人限定(というか観てない方は訳が解らないので御注意あれ)。
「アンブレイカブル」も本作も、実はアメコミ映画なんだが、「X-メン」や「アベンジャーズ」と違い、シャマラン流インタープリテーション作品で、コミックファンである彼の解釈によるアメコミ映画となっている。

色々、言われている作品だけど、私は好きです、結構楽しめました。
24人の人格を持つ多重人格者ケヴィンを演じるジェームズ・マカボイが前作同様の熱演だし、ブルース・ウィリスがかつての列車事故でただ一人無傷で生き残った不死身の男デヴィッドを、サミュエル・L・ジャクソンが94回の骨折を経験した壊れやすい肉体と天才的な頭脳の持ち主を、それぞれ20年程、以前の役で再登場だし…。

終盤、三人の後継者かと思える存在と、敵対する組織も暗示して、まだ続きがあるんかいと思わせ振りな幕切れで終わるけれど、多分シャマランは、もう、この話は撮らないんじゃないかと思える。
アニャ・テイラー=ジョイを主人公に据えて続編を撮ってほしいけどね。

『ミスター・ガラス』日本語オフィシャルサイト

DVD 『ホテル・エルロワイヤル』 鑑賞/雑感

2019年04月25日 19:05

「キャビン」のドリュー・ゴダードが監督、脚本を手がけたクライムサスペンス、
日本では劇場未公開だが、20世紀フォックスにより3月9日からデジタル配信が開始され、4月19日にはBlu-ray、DVDが発売された作品。
『ホテル・エルロワイヤル』(原題:Bad Times at the El Royale)。

キャストはジェフ・ブリッジス、クリス・ヘムズワース、ダコタ・ジョンソン等で、1969年、カリフォルニア州とネバダ州の境に立つ寂れたホテル"エルロワイヤル"が舞台。
実在しないであろう、このホテルの設定が先ず面白いし、年代を感じさせる車や物や音楽が悪くない雰囲気を出している。

コメディかと思わせる冒頭から、登場人物の怪しげな行動が次々と描かれ、その裏の姿が明かされていく展開がスリリングで、群像劇として結構楽しめる、

怪しげな神父をジェフ・ブリッジス、歌手志望の黒人女性をシンシア・エリヴォ、謎の女性役がダコタ・ジョンソンで、その他に、冒頭、掃除機のセールスマンとして登場し、実はと明かされてすぐに殺されてしまうジョン・ハム、ホテルスタッフ役のルイス・プルマンは、夭折したアントン・エルチェンを想起させる。

クリス・ヘムズワースの出番は後半なので、女性ファンは待ちくたびれるかも知れないが、半裸にシャツ1枚でセクシーさを見せつけ、おまけに年端のいかないケイリー・スピーニーを情婦扱いするという、超怪しい役で、マイティ・ソー役より良い、

まぁ、全体的にはB級感ありの作品ではあるが、そこそこ楽しめる群像クライムサスペンスとしてお勧め。

『ホテル・エルロワイヤル』日本語オフィシャルサイト

日本公開予定作品『ドント・ウォーリー』『オーヴァーロード』『レプリカズ』

2019年04月22日 08:23

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『ドント・ウォーリー』(原題:Don't Worry, He Won't Get Far on Foot)  5月10日(金)新宿武蔵野館他。
故ロビン・ウィリアムズが自身で映画化の構想をあたためていた作品で、風刺漫画家ジョン・キャラハンの半生を描いている、今年2月に来日したガス・バン・サント監督がその意思を継ぎ、ホアキン・フェニックスを主演に迎えて完成させた。
他のキャストはジョナ・ヒル、ルーニー・マーラ、ジャック・ブラック、マーク・ウェバー等が出演。
『ドント・ウォーリー』日本語オフィシャルサイト

『オーヴァーロード』(原題:Overlord)  5月10日(金)TOHOシネマズ日比谷他。
J・J・エイブラムスがプロデューサーを務めたサバイバルアクション作品。監督は「ガンズ&ゴールド」のジュリアス・エイバリー。
第2次世界大戦下の1944年、ナチス占領下のフランスの村で、落下傘部隊の米軍兵士達がナチの要塞となった教会に潜り込み、これまで誰も見たことのない思わぬ敵と遭遇する。
『オーヴァーロード』日本語オフィシャルサイト

『レプリカズ』(原題:Replicas)  5月17日(金)TOHOシネマズ日比谷他。
「デイ・アフター・トゥモロー」で脚本を担当したジェフリー・ナックマノ監督によるSFアクション。主演はキアヌ・リーブスで、彼が家族のために倫理に反した暴走を加速させる科学者を演じる。
突然の事故で家族4人を失ってしまった神経科学者が、家族のクローンを制作し、意識を移し替え、完璧なレプリカとして甦らせることに成功したが…。
『レプリカズ』日本語オフィシャルサイト


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