日本公開予定作品『ボヤージュ・オブ・タイム』『パッセンジャー』『キングコング 髑髏島の巨神』

2017年02月25日 00:02

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『ボヤージュ・オブ・タイム』(原題:Voyage of Time:Life's)  3月10日(金)TOHOシネマズシャンテ他。
「ツリー・オブ・ライフ」のテレンス・マリック監督によるドキュメンタリー作品。彼が40年以上にわたって取り組んできたライフワークで、宇宙のはじまりと生命の歩み、ビッグバンから生命の誕生、地球上と天空の自然現象、マクロとミクロの世界等、視覚効果による未踏の映像体験を味わえる作品。
『ボヤージュ・オブ・タイム』日本語オフィシャルサイト

『パッセンジャー』(原題:Passengers)  3月24日(金)新宿バルト9他。
「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」のモルテン・ティルドゥム監督によるSF大作、主演はジェニファー・ローレンスとクリス・プラット。
宇宙移民を目的とした5000人乗の超大型宇宙船が、120年の航行中に人工冬眠ポッドの故障により、二人の男女だけが目覚めてしまう、目的の惑星到着まで90年を要する絶望的な状況の中、生き残るすべを模索する男女の運命は…。
『パッセンジャー』日本語オフィシャルサイト

『キングコング 髑髏島の巨神』(原題:Kong: Skull Island)  3月25日(土)IMAXシアター他。
1933年の登場以来、何度も映画化されてきたキングコングの物語を、その発祥の地、スカルアイランドを中心に、時代を1970年代として作られたアドベンチャーアクション。…トム・ヒドルストン、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・C・ライリー等が出演する
監督は新鋭のジョーダン・ヴォート=ロバーツで、予告編や一部のポスターに「地獄の黙示録」の影響が見て取れる。
『キングコング 髑髏島の巨神』日本語オフィシャルサイト

DVD『ベン・ハー』鑑賞/雑感

2017年02月23日 00:00

『ベン・ハー』(原題:Ben-Hur)である。ルー・ウォーレスの発表した原作小説を元に、1907年に15分のサイレント映画が作られてから、5回(アニメ化を含めれば6回)も映像化されていて、1959年のウィリアム・ワイラー版が断トツで有名な史劇。

誰がリメイクしようとも、ワイラー版の凄さに絶対、太刀打ち出来ないと思うのは衆目の一致するところで、米国の公開時には何と「スーサイド・スクワッド」に負けて6位に沈んだ、ティムール・ベクマンベトフ監督版。

それでも、「ウォンテッド」とか「ナイン 9番目の奇妙な人形」とか結構好きな作品撮っている監督だから、一応観てみようか、あの戦車競争シーンだけでも、ワイラー版と比較してみるか…と、鑑賞。

結果、そこそこ巧く撮られていて、戦車競争シーンは結構な迫力で飽きずには観れたんだが、矢張り戦車競争待ちのスタンスでの鑑賞になって、それまでは、どうでもいいや的な見方になる。

CGがこれだけ進化発展しても、50数年前に全て実写で撮っているワイラー版には敵わない事を改めて認識させてくれる作品に過ぎなかった。

族長イルデリムを演じてアカデミー助演男優賞を受賞したヒュー・グリフィスに代わって、モーガン・フリーマンが同役でキャスティングされているのが、個人的に駄目で、終盤、彼のモノローグが入ると、NHKEテレのドキュメンタリー"時空を超えて"を観ている気分になってしまった。

『ベン・ハー』日本語オフィシャルサイト

DVD『コロニア』鑑賞/雑感

2017年02月21日 00:01

元ナチス党員パウル・シェーファー・シュナイダーが、チリで慈善団体施設という名目で立ち上げた"コロニア・ディグニダ"に、捕らわれた恋人を助ける為に潜入したキャビンアテンダントの物語、『コロニア』(原題:Colonia)。

主人公のキャビンアテンダント役にエマ・ワトソンを起用、ドイツ人監督フロリアン・ガレンベルガーのメガホンで映画化された実話ベースの物語。

…ドイツで先行公開したが、イギリス公開時は大コケしたとか言われている作品であり、実話ベースとなっているが、実際とは違う箇所がかなりあり、脱出劇の部分は完全にフィクション。

まぁ、そのフィクションの部分が一番面白くて、"コロニア・ディグニダ"内での描写は重い。…この施設は完全にカルト教団組織であり、実際にパウル・シェーファーは教皇と呼ばれ、暴力や拷問で、施設内の人間を管理、3000人以上を殺害している。…という訳で観ていて憂鬱になる程、暗い描写の連続が続く。

但し、物語が後半の脱出劇部分になると、一転、娯楽サスペンスとして緊張感のある展開が用意されていて、歴史的事実を知らなくても、興味がなくても、楽しめる万人向けの配慮がなされている。

主役のエマ・ワトソンが頑張ってるのは判るが、彼女の起用で、施設内での虐待描写が緩めになっているようなのが残念。

『コロニア』日本語オフィシャルサイト

DVD『ミモザの島に消えた母』鑑賞/雑感

2017年02月18日 00:01

昨年6月にフランス映画祭2016で上映され、翌月に一部の劇場で公開された作品、『ミモザの島に消えた母』(原題:Boomerang)。

「サラの鍵」の原作者タチアナ・ド・ロネの小説で原題は"ブーメラン"で、"ミモザの…"はフランス映画祭で公開の際に付けられた邦題。なお、原作の邦訳本は出ていない。 この邦題名からは、想像し難いが、サスペンスフルな人間ドラマが展開する作品である。

ミモザの島と呼ばれるフランス大西洋の避暑地の島で、謎の溺死を遂げた美しい母。30年後、真相を突き止めようとする息子に誰もが口を閉ざす、その真相を突き止めるべく、島を訪れた息子はやがて禁断の真実に辿り着く。
‥息子役をローラン・ラフィット、その妹役にメラニー・ロランがキャスティングされている。

母の死の秘密に親子四代の物語が加わり、徐々に明らかになる真実は、上質で高密度なミステリーを読んでいるような面白さがあった。
物語の性質上、詳細には触れられないが、主人公が娘の部屋を開けて見た光景が、後半の展開に繋がってくる、それが原題の意味なのか、と思ったが、どうだろうか。

男優よりもメラニー・ロランを筆頭に、老いも若きも女優陣が実にいい。
…ミモザの島の正式な名称はノアールムーティエ島、引潮の数時間だけ本土と繋ぐ道が現れる、この如何にもフランス的な舞台が物語の重要なファクターになっている

『ミモザの島に消えた母』日本語オフィシャルサイト

日本公開予定作品『クリミナル 2人の記憶を持つ男』『アサシン クリード』『フレンチ・ラン』

2017年02月14日 01:14

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『クリミナル 2人の記憶を持つ男』(原題:Criminal)  2月25日(土) 新宿バルト9他。
主演ケヴィン・コスナー、共演にゲイリー・オールドマン、トミー・リー・ジョーンズ、ライアン・レイノルズ等が出演するスパイアクション映画、監督は「THE ICEMAN 氷の処刑人」のアリエル・ブロメン。
亡くなったCIAエージェントの記憶を脳に移植された死刑囚が、記憶が消えるまでとされる48時間のタイムリミット内で、世界の危機を救う任務を任される。…2つの人格に翻弄されながら、テロリストとの壮絶な闘いに巻き込まれていく。
『クリミナル 2人の記憶を持つ男』日本語オフィシャルサイト

『アサシン クリード』(原題:Assassin's Creed)  3月3日(金)TOHOシネマズ日劇他。
人気の同名ゲームの映画化作品、主演がマイケル・ファスベンダー、共演にマリオン・コティヤール、ジェレミー・アイアンズ等。監督は「マクベス」のジャスティン・カーゼル。
…こちらも死刑囚の男が、革新的テクノロジーにより、遺伝子の記憶を植え付けられる話で、祖先の記憶を呼び覚まされた死刑囚の男が、歴史の裏に隠された多くの謎に挑む姿を描くミステリーアクション。
『アサシン クリード』日本語オフィシャルサイト

『フレンチ・ラン』(原題:Bastille Day)  3月4日(土)渋谷シネパレス他。
はみ出し者のCIA捜査官とスリの腕を買われた若者のコンビが街を凶悪テロから守るため奔走するアクション作品。イドリス・エルバ主演、監督は「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」のジェームズ・ワトキンス。
パリで革命記念日を控えたある日、爆弾テロが発生、事件に隠された巨大な陰謀がフランスの国家的危機へと発展していく物語。真犯人捜しが、36時間後の革命記念日にというタイム・リミットが迫る。
『フレンチ・ラン』日本語オフィシャルサイト

Atist Pickup パブロ・ロバト

2017年02月11日 00:02

パブロ・ロバト(Pablo Lobato)、1970年産まれ、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスのイラストレーターであり、グラフィックデザイナー。
幾何学的形状で構成された、カリカチュア作品が多く、対象はミュージッシャン、映画スター、政治家、スポーツ選手、アーティストと幅広く、掲載されている雑誌もニューヨーカー、ローリングストーン、タイム、コスモポリタン等と多岐に渡っている。

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彼が最も影響を受けた画家としてあげているのが、同じアルゼンチン出身のエミリオ・ペトルチ(Emilio Pettoruti)というキュービズムの画家で、ペトルチは最初,風刺画家を目ざしていたが、後にピカソと親交を結び、現在はアルゼンチンを代表する現代美術作家となっている。
…パブロ・ロバトの作品を見ると、同じファーストネームのパブロ・ピカソの影響も受けている所以でもある。

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flickr Pablo Lobato。    ◎Pablo Lobato illustration
Anna Goodson Illustration Agenc / Pablo Illustrator。    ◎Pinterest Pablo Lobato

DVD『 BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』鑑賞/雑感

2017年02月09日 00:04

"奇妙な味"の短編小説の名手であるロアルド・ダール(…その内でも名作とされる「南から来た男」についてはこちらで一度触れているが)、彼はまた「チャーリーとチョコレート工場」や「ファンタスティック・Mr.FOX」の原作者でもあり、児童文学作家としても数々の作品を残しているが、その内の「オ・ヤサシ巨人BFG」をスティーブン・スピルバーグが映画化した作品『 BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』(原題:The BFG)。

普段はいわゆる児童文学を映画化したファンタジー作品は観ないのだが、この作品は昨年こちらで紹介している作品で、ダールの原作であり、また、今回の主役とも言うべき、巨人役を演じているのが、同じスピルバーグの「ブリッジ・オブ・スパイ」でソ連諜報員役を演じ、数々の助演男優賞に輝いたマーク・ライランスという事で食指が動いた作品。

まぁ、と言っても結局は、苦手な児童文学ファンタジーなので、それほど感銘は受けないし、こんなもんか程度の感想しかないのだが…。
監督がスピルバーグでなかったら、まぁ、そこそこ良く出来てるね、と誉めるところだが、彼の作品中では、はっきり言って面白くない。

スピルバーグとしては前作の「ブリッジ・オブ・スパイ」で、その演技が主役のトム・ハンクスを喰ってしまったマーク・ライランスを起用して、何か撮りたかった為に企画した作品に思える。…本作品で、彼の優しい笑顔に癒やされた御仁で、「ブリッジ・オブ・スパイ」を未見だったら、是非、こちらをご覧になり、マーク・ライランスのシリアスな名演を堪能ください。

『 BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』日本語オフィシャルサイト

2017 スーパーボウル ハリウッド映画TVスポット

2017年02月07日 00:00

2月7日にカリフォルニア州サンタクララのリーバイス・スタジアムで開催された第51回スーパーボウル。今年も例によって映画のスポットが乱立するが、その中からいくつかを紹介。
一部、今年年頭に紹介の"2017年公開予定作品ピックアップ"と重複する作品も含まれます(全てYoutubeサイトになります)。

『トランスフォーマー/最後の騎士王』(原題:Transformers: The Last Knight)日本公開:今夏
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(原題:Guardians of the Galaxy Vol.2)日本公開:5月
『ジョン・ウィック2』(原題:JOHN WICK2)キアヌ・リーブス主演の続編
『ゴースト・イン・ザ・シェル』(原題:Ghost in the Shell)日本公開:4月
『ライフ』(原題:LIFE)米公開:5月
『ワイルド・スピード ICE BREAK』(原題:The Fate of the Furious)日本公開:4月
『ベイウォッチ』(原題:Baywatch)TVドラマ劇場版 米公開:5月
『ローガン』(原題:Logan)米公開:3月

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DVD『ハドソン川の奇跡』鑑賞/雑感

2017年02月04日 08:24

2009年に起きた実際の事件を元にクリント・イーストウッドが映画化した作品『ハドソン川の奇跡』(原題:Sully)。…機長役にトム・ハンクス、共演にアーロン・エッカード、ローラ・リニー等が出演している。

原作は実際の機長だったチェズレイ・サレンバーガーによって書かれた"「ハドソン川の奇跡」機長、究極の決断"で、邦訳も静山社から文庫で出ている。

2009年1月、ニューヨークのラガーディア空港を離陸したUSエア1549便が、バード・ストライクにより両エンジンが破壊され、ハドソン川に緊急着水、乗員乗客全員が助かったことから、国民的英雄として称賛されるが、その判断の正当性のめぐり厳しい追求が、国家運輸安全委員会により行われる事に…。

いやぁ、巧いなぁ、イーストウッド。誰もが知る出来事を押さえた見事な演出で進める、この職人技の凄さ、彼が師と仰ぐドン・シーゲルを抜いて、今や巨匠の域に達している。

…序盤から、そう来たかと思わせる演出で始まり、事故後の話から、事故当時の物語に持って行くという時系列シャッフルの構成が見事で引き込まれる。

いくらでも過度な演出が可能な実話なんだが、怒鳴ったり、大声で捲し立てる過剰さをドラマチックと勘違いした作品が多い中、只ひたすらに淡々と演出を重ね、それでも緊張感を失わない見事な描き方をみせてくれる映画です。

『ハドソン川の奇跡』日本語オフィシャルサイト

日本公開予定作品『ナイスガイズ!』『ラ・ラ・ランド』『マン・ダウン 戦士の約束』

2017年02月02日 00:01

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『ナイスガイズ!』(原題:The Nice Guys)   2月18日(土)新宿バルト9他。
ライアン・ゴズリングとラッセル・クロウが主演のアクション・コメディ映画、監督は脚本家、俳優でもある「アイアンマン3」を撮ったシェーン・ブラック。共演にキム・ベイシンガー、アンガーリー・ライス等。
腕っ節の強い示談屋とさえない私立探偵が、ある事件を捜査するうちに、映画にまつわる連続不審死事件と国家を揺るがすとてつもない陰謀に巻き込まれる物語。
『ナイスガイズ!』日本語オフィシャルサイト

『ラ・ラ・ランド』(原題:La La Land)  2月24日(金)TOHOシネマズ日本橋他。
「セッション」のデイミアン・チャゼル監督作品で、ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが主演するミュージカル映画。…往年の名作ミュージカル映画を彷彿させる作りで、各映画賞を獲得し、今年のアカデミー賞の各賞にもノミネートされ、賞レースを独走状態。
ロサンゼルスを舞台に自分の店を持ち演奏をしたいと夢見るジャスピアニストが、女優を目指してオーディションを受け続ける女性に出会うことからストーリーが展開されていく。
『ラ・ラ・ランド』日本語オフィシャルサイト

『マン・ダウン 戦士の約束』(原題:Man Down)  2月25日(土)新宿武蔵野館他。
「陰謀の代償 N.Y.コンフィデンシャル」のディート・モンティエル監督の戦争ドラマ。主演はシャイア・ラブーフ、共演にジェイ・コートニー、ケイト・マーラ、ゲイリー・オールドマン等が共演。
妻子との再会だけを心の支えにして、過酷な任務をこなし、ようやくアフガニスタンから帰還したアメリカ軍兵士が、なぜか戦地のように荒廃してしまった故郷の街で、行方のわからなくなった妻子を捜す物語。
『マン・ダウン 戦士の約束』日本語オフィシャルサイト


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